グズマニア 観葉植物-春から秋までカラフルな花苞葉が観賞できる-イパネマおやじ

グズマニア (Guzmania) は、5月頃になると株の中心から、花茎を直立させて一見花のように見える、色鮮やかな苞状葉を伸ばします。花苞の先端に付く花は短命ですが、苞状葉は春から秋まで楽しませてくれます。花色(花苞)は、赤色、オレンジ色、黄色、紫色などがあります。高温多湿を好み、寒さに弱い植物です。

グズマニアです

直射日光を避け明るい日陰に置く

  • 分類:パイナップル科グズマニア属 / 原産地:中央アメリカ、南アメリカ、メキシコ
  • 別名:アナナス類(漢字表記:)
  • 学名:Guzmania sp.
  • 英名:Guzmania
  • 園芸分類:多年草(観葉植物) / 耐寒性(弱い)、耐暑性(強い)
  • 草丈・樹高:30~60cm
  • 苗の植え付け:5月~7月(苗が流通する)
  • 株分け:5月~7月
  • 開花期:5月~10月
  • 栽培方法:コンテナ(植木鉢、プランター) ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)
  • 特徴
  • グズマニアは、中南米の熱帯雨林に約120種が分布するパイナップル科の仲間で、樹木の上などに着生する植物です。園芸店などで流通する苗は、一般的に園芸品種です。花と花苞葉は1年で枯れてしまうので、1年草と考えて育てるのは簡単です。これを、子株を採取して株分けして多年草として育てるのは難しいです。(1年だけ育てる場合は比較的簡単。翌年も育てようとするとやや難しい)
  • 常緑性の葉とカラフルな苞状葉が数ヶ月間楽しめる人気の観葉植物です。この植物の最大の特徴は、葉が重なり合って筒状になり、付け根に水が溜まる構造になっていることです。普通は表土に水を施すと根から吸収するのが一般的ですが、葉の付け根にある、筒状の器官から吸収します。(地下の根からも)
  • 一度花が咲いた株は、子株を出した後に枯れます。その株から出る子株が、15cm位に伸びて葉が5~6枚になった頃に親株から切り分けて株分けします。清潔なナイフなどで切り分けて、水苔に植え付けます。2ケ月程で発根したら、薄い液体肥料を施しながら管理します。2~3年で花を咲かせます。

観葉植物

植え替えはしないで株分けをする

  • 用土 
  • コンテナの場合、水苔の単用で植え付けます。水苔には僅かながら肥料分があるので、根の活着や生育が早いので初心者にはお奨めです。(値段は少々高めでも、繊維の太い良質なものを選びましょう。水ゴケは丁寧に戻したものを使いましょう。
  • 水ゴケの戻し方は、袋から取り出したら全体に水をかけます。一昼夜置いたら、全体を揉みほぐします。更に、全体に水をかけて一昼夜おいて、丁寧に揉みほぐしてから使いましょう。手間がかかりますが、植え込む際にスムーズに作業が出来て、苗の生育も順調になります。
  • 洋ランなどの鉢植えの場合と同様に、水苔を素焼き鉢に入れたものに植えるのが一般的です。株が水に濡れても、手早く乾いた状態に戻る素材が適しています。(プラスチック鉢や陶器鉢は通気性が悪く、株が乾き難い)水苔の他にも、ヤシ殻を使うこともあります。
  • 肥料 
  • コンテナの場合、苗を定植後の追肥は、月回程度薄めの速効性液体肥料を、葉の付け根の筒状の部分に施します。または緩効性化成肥料を2~3ケ月に1回、株元に施します。
  • 追肥の際は、植物の根や葉に直接肥料が触れないように注意しましょう。

グズマニア

  • 植え付け
  • 適期は、5月~7月です。
  • コンテナの場合、鉢サイズが大きすぎると根を張り切れないので、苗より一回り大きい程度のサイズにしましょう。株分けをした子株を、水ゴケを根の内側に入れて、苗(子株)を抱え込むように包みます。大粒の軽石などの鉢底石を敷き、定植したら少しずつ水ゴケを上から押し込むようにして、グラつかないように固定します。2ケ月程で発根するので、水と薄めた液体肥料を施しながら管理します。(開花までには3年程かかります)
  • 植え替え
  • 植え替えの必要はありません。花が色あせてきた株は、二度と開花しないので新しく伸びてきた子株を分けて、株の更新をします。
  • 株分け
  • 適期は、5月~7月です。一度花が咲いた株は、子株を出した後に枯れます。その株から出る子株が、15cm位に伸びて葉が5~6枚になった頃に親株から切り分けて株分けします。ポイントは、切り分ける子株には親株の一部が付いていないと育たないので、親株の一部が付いている状態で切り分けます。清潔なナイフなどで切り分けて、水苔に植え付けます。2ケ月程で発根したら、薄い液体肥料を施しながら管理します。2~3年で花を咲かせます。

アナナス科

野菜・果実の仕切りライン大

葉の間の筒状の器官に水を溜める

  • 水やり
  • コンテナの場合、春から秋の期間は葉上から水を施し、葉の間にある筒状の器官にも水を溜めておきます。筒状の内部を清潔に保つために、たまに逆さにして古い水を入れ替えます。冬になると、鉢を逆さにして内部の水を放出して、少量だけ溜まるようにして後は水やりを止めます。冬に空気の乾燥が続く場合は、霧吹きで葉に水をかけます。
  • 手入れ
  • 花苞の切り取り→花苞葉が、色あせたり枯れかけたら、葉を1枚ずつむしり取っていきます。株の根元がスッキリしたら、子株を傷つけないように根元から切り取ります。その後は子株が生長するまで普通に管理します。(子株が育ったら、株分けをします)
  • 病気→炭そ病
  • 害虫→ハダニ、カイガラムシ
  • 日当たり
  • 春から秋の期間は、明るい半日陰に置きましょう。冬になると、柔らかい日差しの当たる場所に移しましょう。

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