夏に咲く花 初夏に咲く花12-No.2 イパネマおやじ
- 梅雨も明けてから、夏の暑さが一段と厳しくなる頃に咲き始め元気に咲く花を紹介します。前回のNo.1に続いてNo.2です。この時期に咲く花は、暑さに強いのは当然ですが全体に花色が派手で明るい色合いの品種が多いのが特徴ですね。
- 梅雨入り頃に開花して、真夏でも元気に生育して秋までの長期間を咲き続ける強健な品種が多数あります。梅雨入り前の、植物の栽培シーズンから植物にとっては過酷ともいえる時期ですが、そんな環境にもめげず元気に育つ植物はたくさんあります。
真夏の暑さにも強い花
アガバンサス(Agapanthus africanus)→ヒガンバナ科アガバンサス属の多年草
開花期:6月~8月上旬 サイト内詳細ページ
梅雨の時期から夏になる頃に、花茎を真っ直ぐに伸ばして、茎頂部に散形花序を見せ青色の涼しげな小花を咲かせます。
ハイビスカス(Hibiscus)→アオイ科フヨウ属の常緑中低木
開花期:5月~10月 サイト内 詳細ページ
ハイビスカスの花を見ると思い浮かぶのは、ハワイや南国の島々に花輪ではありません。流通する際には矮化剤が施されており、園芸店などで目にするものは、ほとんどが樹高40cm程度のものが多く家庭でも育てやすいです。
ユリ(Lilium cv.)→ユリ科ユリ属の多年草
開花期:5月下旬~8月中旬 サイト内詳細ページ
水はけがよくて適度に日差しのある場所を好んで自生します。地面に直接日差しが当たらない場所や、建物の陰などできるだけ涼しい場所で育てましょう。
ツルニチニチソウ(Vinca major)→キョウチクトウ科ビンカ属の常緑多年草
開花期:5月~11月 サイト内詳細ページ
夏常緑性で地面を這うように広がるので、グラウンドカバーにも利用されています。
つる性の植物も元気に開花する
ノウゼンカズラ(Campsis grandiflora)→ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属のつる植物
開花期:6月下旬~8月
夏になると明るいオレンジ色の、とても目立つ花を咲かせます。平安時代以前から庭木として広く栽培されてきました。他の樹木や植物に絡みつき、気根を出して這うように伸長していきます。
ペンタス(Pentas lanceolata)→アカネ科クササンタンカ属の多年草
開花期:5 月~10月 サイト内詳細ページ
花期になると伸ばした茎頂部に花序を出し、花径1.5~2cmの小さな花を咲かせます。原産地では多年草だが、日本の寒さに弱いので春まき一年草として扱います。
マンデビラ(Mandevilla)→キョウチクトウ科チリソケイ属のつる植物
開花期:5月~10月
春から秋の長い間を開花します。盛夏の高温期に元気につるを伸ばして花をつけます。以前はピンク色だけだったが、現在は園芸品種も多く作出され白、赤色も増えてきました。
エキナケア(Echinacea purpurea)→キク科エキナケア属の多年草
開花期:6月~9月 サイト内詳細ページ
梅雨の頃から秋まで開花します。夏花壇の主役として栽培され、切花用として人気があり、枯れても形状が保たれるのでドライフラワーとしても利用されています。
サルビア・スプレンデンス(Salvia splendens)→シソ科アキギリ属の多年草
開花期:6月~11月 サイト内詳細ページ
サルビアの仲間は宿根草も含めて約600種がありますが、国内で「サルビア」といえば当品種を指します。
常緑低木の中にも夏に開花する品種がある
ランタナ(Lantana)→クマツヅラ科シチヘンゲ属の常緑低木
開花期:5月~10月 サイト内詳細ページ
春になると分枝した茎頂部の葉の付け根から小さな花を多数咲かせます。開花期は5月~10月で、夏の時期も含め長く咲き続けます。
マリーゴールド( Tagetes )→キク科タゲテス属の一年草
開花期:6月~8月上旬 サイト内 詳細ページ
初夏から秋までの長期間に亘り、花を咲かせる一年草の草花です。プランターや花壇で広く栽培されています。
キキョウ(Platycodon grandiflorus)→キキョウ科キキョウ属の多年草
開花期:6月~10月 サイト内詳細ページ
近年は環境の変化により、自生する数が激減してしまい、現在は絶滅危惧種に指定されています。ただし、園芸店などでは、普通に苗が流通しています。