チョーサー バラ-フンワリと包み込むようなロゼット咲きの花弁-イパネマおやじ

チョーサー (Chaucer) は、イングリッシュローズが作出された初期の品種です。強いミルラの芳香がある人気のバラです。

チョーサー

イングリッシュローズの基礎になった

  • チョーサーは四季咲き性に優れていて、シーズンを通して花を楽しめます。
  • 樹形が全体にコンパクトにまとまるので、鉢植えにも適しているバラ。
  • バラ愛好家の間で人気があるのは、強いミルラの香りを持っているから。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。ともに月間で3~4回以上の定期的な薬剤散布は必要です。

ピンク色のバラ

  • 黒星病の防除→黒星病防除の基本はマルチングであるとされています。敷きワラを施し雨水などの跳ね上がりを防止しましょう。
  • 黒星病の菌は土中に潜みます。土中のバラの葉片などに付着して越冬すると考えられています。これが降雨時に土から飛散し直上の葉裏に付着し感染が起こるとされます。
  • 落ちた葉はこまめに拾って処分し、発生源をなくします。肥培管理ではチッ素過多にならないよう、バランスの良い肥料やりを心がけます。鉢植えの場合なるべく雨に当たらないようにします。
  • 枝の伸びにくい四季咲き性のバラが、黒星病に感染すると落葉してしまうという深刻な成育障害を起こします。厄介なことに、黒星病に対する有効な治療薬は現在ありません。従って生育期間中は予防薬を定期的に散布し感染予防に努めるましょう。現在のところこれが最も有効な防除方法であると考えられています。

イングリッシュローズ

イギリスで作出

ロゼット咲き

シュラブ系統

ブドウ色大

花びらが丸く重なる大輪のディープカップ咲き

  • 作出国:イギリス
  • 作出年:1970年
  • 作出者:David CH Austin
  • 系統:[S] シュラブ(イングリッシュローズ)
  • 交配親:Duchesse de Montebello  ×  Constance Spry
  • 咲き方:四季咲き
  • 花形:ロゼット咲き
  • 花径:大輪(花弁数17~25枚)
  • 香り:強香(ミルラ香)
  • 樹形:木立ち樹形 直立タイプ
  • 樹高:120cm
  • 撮影:生田緑地ばら苑 2014年11月・2021年5月 

強いミルラの芳香がある

バラ園の風景:夏の大船植物園

秋のつるバラ 大船植物園にて

園芸メモ・バラの栽培用語:イングリッシュガーデン⇒英国式庭園。人工でありながら、自然な美しさを表現した庭。(ナチュラルガーデンともいう)

ブドウ色大