リディア バラ-濃いオレンジ色のシュラブ系統-イパネマおやじ
リディア (Lydia) は、ドイツの Reimer Kordes が作出したシュラブ系統の中輪種です。交配親のCircus (フロリバンダ系統)の影響を強く受けたのが濃いオレンジ色の花色です。そして、春の花後も返り咲くのも影響の一つでしょうね。
園芸店や通販でも苗の流通を見かけることは殆ど無いという程、栽培されているのを見かけません。当ページの画像は、「生田緑地ばら苑」で撮影したものです。少なくとも、関東圏のバラ園で栽培されている例は他には無いと思われます。(ググッた結果の範囲では・・多分)通販で苗がたまに販売されているのは同名の「Lydia」で、1949年にイギリスの Herbert Robinson が作出したハイブリッドティー系統の黄色のバラがあります。しかし、当ページに掲載した Lydia には、まずお目にかかることはありませんね。
経年とともに太くて丈夫な株に育つ
- 単輪あるいは数輪の房咲きになり、花つき花もちは中程度。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに強い。
硬くて太い枝は真っ直ぐに伸長する
- 作出国:ドイツ
- 作出年:1973年
- 作出者:Reimer Kordes
- 系統:[S] シュラブ
- 交配:実生 × Circus
- 咲き方:返り咲き
- 花形:平咲き
- 花径:賞中輪(花弁数・9~16枚)
- 香り:中香
- 樹形:半つる性: 剪定して自立もできるが小型のつるバラとしてアーチやトレリス、壁面など緩やかな誘引ができる場所に適する
- 樹高:200~250cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2019年5月(撮影日が2019年です。当時撮影した枚数が多数あり画像加工が追いつかないまま忘れていたもので、遅ればせながらアップしました)
明緑色の葉は大振りでよく茂る
バラ園の風景: