ゴールドクローネ バラ-クリーム色の剣弁咲きで弁端にピンクのぼかし-イパネマおやじ
ゴールドクローネ (Goldkrone) は、名花ピースを交配親に持つ剣弁高芯咲きの大輪花です。名花ピースファミリーの特徴でもある、クリーム色の生地に淡いローズピンク色の覆輪と大きな葉に光沢のある照り葉です。
淡い黄色で弁端に薄いピンクのぼかしが入る
- 黄色とピンクとのグラデーションが絶妙のバランスのバラ。
- 名花ピースのファミリー品種ですが、なぜか栽培株数は少ないそうです。
- 濃緑色の照り葉で大きめのサイズです。
- 枝は赤味を帯びて、花茎は長くなるバラ。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回以上の薬剤定期散布は必要です。
- うどんこ病が発生しやすい環境条件→
- 5~6月、9~10月頃、気温が18~25度
- 空気が乾燥している、窒素分の多い肥料を与えている
- 株間や葉が密集して風通しの悪い場所(枝が密集して太陽光が当たらない、ベランダなど空気が対流しない場所
半直立性で枝には赤味が入る
- 作出国:ドイツ
- 作出年:1960年
- 作出者:Reimer Kordes
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:Peace × Golden Scepter
- 咲き方:四季咲き
- 花形:剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(花弁数26~35枚)
- 香り:微香(ティー香)
- 樹形:半直立性
- 樹高:120cm
- 撮影:神代植物公園 2015年5月、2021年5月
名花ピースのファミリーで大きな照り葉が目立つ
バラ園の風景:
- 園芸メモ:フロリバンダ種の手入れ→
- 夏剪定→秋によい花を咲かせるために欠かせない作業です
- 四季咲きの品種は、剪定をしなくても開花します。それでも剪定するのは、なぜでしょうか?
- 9月の上旬に剪定をすると、10月に大きく美しい色の花が咲きます。9月に入ると朝夕とも涼しくなって、日照時間も短くなってくると、早咲き品種でも開花には40日程を要するようになります。ということは、実際に開花するのは10月の10日前後くらいになります。
- 8月に剪定をしないで、9月上旬まで剪定を遅らせることで生育期間を長くして、葉、花枝、花を大きくしてくれます。
- ハイブリッドティ系統の夏の手入れは、三番花が咲いた場合でも二番花の花枝を切ります。
- 夏剪定は、四季咲きの系統のみです。(ミニチュア、フロリバンダ、ハイブリッドティ、オールドローズのチャイナ系など)
- ポイントは、伸びている枝のホボ全てを切り取ります。そうすることにより秋に花が一斉に咲いてくれるのです。夏花と比べると花色も鮮やかで美しいバラが咲いて、格段の違いがあります。
- そのなかでも開花に時間を要する品種は、早めに剪定をしましょう。作業は集中して2~3日で完了させましょう。一季咲き品種は、枝咲きを整える程度にしておきます。