アマディス バラ-ローズピンク色に白色が入るオールドローズ系統-イパネマおやじ
- アマディス (Amadis) は、1826年に作出されたオールドローズ品種群の一つで、ブールソール系統のバラです。枝が赤褐色を帯びて、トゲがほとんどない系統です。
- ブールソル系統 → 19世紀の初期にフランスの育苗家ブールソルが作出したバラです。19世紀初期といえば、中国原産の四季咲き性を持つロサ・キネンシス (Rosa chinensis) がヨーロッパで紹介された頃です。このロサ・キネンシスとロサ・ペンドゥリーナ (Rosa pendulina) またはロサ・キンナモメア・プレナ (Rosa cinnamomea ‘Plena’) の交配種を親として作出されたものです。樹形や花形にロサ・キネンシスの影響を色濃く受け継いでいます。春の一季咲きで、残念ながら品種数は少ないです。
株元から枝が横張りに広がる樹形
- 早咲きで、春先から枝の全体に花をつける。
- とても強健で、手間いらずで育てやすい品種。
- 数輪の房咲きになり、花つき花もちがよい。
- 交配親の、庚申バラより華やかさがある品種です。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともにとても強い。薬剤散布は、まず必要ないが月間1回程度の薬剤散布をしておくことで、より順調な生長が促進されます。
ベッド仕立てに向いている数少ない品種
- 作出国:フランス
- 作出年:1826年
- 作出者:Jean Laffay
- 系統:[Bslt] ブールソール
- 交配:Rosa chinese Jacq. × Rosa pendulina L.
- 咲き方:一季咲き
- 花形:丸弁咲き
- 花径:中輪(6cm・花弁数18~30枚)
- 香り:微香
- 樹形:つる性(横張りタイプ)
- 樹高:350cm
- 撮影:花菜ガーデン 2018年5月
細目の枝にはほとんどトゲがない
バラ園の風景: