フラウカールドルシュキ バラ-くすみの無い白バラ-イパネマおやじ
フラウ カール ドルシュキ (Frau Karl Druschki) は、ヨーロッパなどでは「フラウ・カール・ドルシュキ」と「つるフラウ・カール・ドルシュキ」の2種類があり分類されているが、日本国内の気候では共に、つる状に生長して区別がつかないので同一品種として扱われています。枝変わり品種には、濃いローズピンク色の「ドルシュキ・ルブラ」とシャクヤクのような花形の「艶姿」があります。
蕾に少しピンクが入り純白の大輪を咲かせるつるバラ
- 大輪の花を株全体に咲かせる。基本系統はHP(ハイブリッド・パーペチュア)各種のオールド・ローズを交配させ、四季咲きを目的として作出したものです。
- 数輪の房咲きになり、花つきがよいつるバラ。
- 花もちは悪いが、白色系品種のなかでは雨などの傷みは少ないつるバラ。
- 樹勢は強く枝も充実しやすい。シュートは細くて節間が短いので誘引がしやすい。
- 枝を水平に寝かせると、節々に花を咲かせる。伸びた枝を切りつめても、まとまりよく咲きます。
- 耐病性は、うどんこ病には弱い。黒星病には普通。うどんこ病が発生しやすいので、月間4回以上の薬剤散布は必要です。
- うどんこ病の防除→うどんこ病は、農薬などの殺虫剤や薬剤と育てる環境によって予防することができます。育て方の注意点は二つあります。その一つは、株や葉の密集を避けて風通しを良くし、適度な湿度と日当たりを確保すること、そして二つ目は水はけのよい土壌を常に保つことです。
- うどんこ病専門薬剤→トリフミン、バイレトン、カリグリーンはうどんこ病の専門薬で、比較的安価で予防薬として優れています。カリグリーンはカリ分を含む専門薬で安全性の高い予防薬剤です。また、うどんこ病・黒星病・さび病に効果のあるSTサプロール乳剤も使われている。
強健で育てやすく初心者に向いている
- 作出国:ドイツ
- 作出年:1901年
- 作出者:Peter Lambert
- 系統:[HP] ハイブリッド・パーぺチュアル
- 交配親:Merveille de Lyon × Madame Caroline Testout
- 咲き方:返り咲き
- 花形:剣弁高芯咲き
- 花径:中大輪〔花弁数・17~25枚)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 伸長:400cm
- 撮影:神代植物公園 2014年6月、2015年5月
伸長した枝を寝かせると節々に花を咲かせる
バラ園の風景: