コーンフラワー ハーブ-花色が豊富で秋にタネをまいて春に咲く一年草-イパネマおやじ

コーンフラワー ( Cornflower ) は、細い茎の先端に青、白、赤色や交じり合った色合いの花を咲かせる1年草です。耐寒性があり、秋にタネをまいて春に花を楽しむ、秋まき一年草として扱われています。もともとは麦畑などに生えていた雑草だったが、園芸用に品種改良された草花です。ヤグルマソウと呼ばれることもありますが、ユキノシタ科ヤグルマソウ属の別科別属の異なる植物です。

コーンフラワーは和名がヤグルマギク

シャンプーなどの原料として利用される

  • 分類:キク科ヤグルマギク属 / 原産地:ヨーロッパ南東部、小アジア
  • 学名:Centaurea cyanus
  • 英名:Cornflower
  • 別名:(和名・ヤグルマギク)
  • 園芸分類:一年草または多年草(品種により異なる) / 耐寒性(強い)、耐暑性(普通)
  • 草丈・樹高:30~100cm
  • タネまき:9月下旬~10月
  • 苗の植え付け:10月~11月中旬(育苗後または市販の苗が流通する)
  • 開花期:12月~5月
  • 栽培方法:地植え、コンテナ(植木鉢、プランター) ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)

花名は鯉のぼり竿の先端の矢車に似ているから

  • 特徴
  • ヤグルマギクは、世界中で栽培され、アメリカやニュージーランドなどでも帰化しています。日本へ渡来したのは、明治時代です。野原や空き地などで自生が見られます。
  • 一般的には草丈が70~100cmになりますが、草丈が20~30cmの短い矮性種もあり、鉢植えやプランターに適した品種もあります。耐寒性があり寒風にも耐えますが過湿には弱いので梅雨時などは軒下において長雨を避けてください。花の形が、鯉のぼりの竿の先端についている矢車に似ていることから、付いた名前といわれます。鯉のぼりが、将軍家から始まり、庶民の間に広がり、矢車が竿に付けられるようになったのが江戸中期とされますから、中期以後に渡ってきたのでしょうね。
  • 近縁種
  • セントーレア(Centaurea depressa)→別名は、シュッコンヤグルマギク・宿根矢車菊。南西アジア、中央アジア原産の1年草。暗青色の小花を25~35個付ける。開花期は、5月~6月。
  • セントーレア・キャンディディッシマ(C. candidissima)→黄色い花を咲かせ葉色はシルバーリーフで目立つ花です。
  • スイートサルタン(Amberboa amberboi)→別名は、ニオイヤグルマ。以前はヤグルマギク属に分類されていたが、現在はニオイヤグルマ属に移されている。一つの茎から、一つの花しか咲かない。寒さにはやや弱く、半耐寒性です。ニオイヤグルマの名前のとおり、花色は黄色で甘い芳香を漂わせます。

矢車菊

  • 用土
  • 地植えの場合は、苦土石灰と堆肥をよく耕して混ぜ込みます。水はけの悪い土壌ならは腐葉土も一緒に混ぜておきましょう。
  • 鉢植えの場合は、腐葉土3:赤玉土6:パーライト1の割合で混ぜ込んだ、水はけのよい用土を用意しましょう。
  • 肥料
  • 少ない肥料でも元気に生育します。与えすぎるとドンドン吸収して、草丈が伸び過ぎて葉が生い茂り、育ちすぎて倒れてしまいます。
  • 地植えの場合は、植え付け時に堆肥として牛ふんなどを、混ぜ込んでおけば、その後は3月頃に即効性の化成肥料を追肥する程度でよいでしょう。
  • 鉢植えの場合は、緩効性の化成肥料を置き肥する程度でよいでしょう。

コーンフラワーは一年草

  • タネまき
  • 適期は、9月下旬~10月です。
  • 箱まきかポットまきにします。土は薄く5mmくらいに覆います。本葉が2~3枚に育ったらポットに仮植えして、さらに本葉が6枚になったら、30cm間隔で定植します。
  • 植え付け
  • 適期は、11月中旬頃までに、箱まきやポットまきで育てた苗を定植します。風通しをよくするために、20cmくらいの間隔を空けて植え付けます。
  • 春になると花の咲いた苗が出回りますが、その苗は3月頃に植えましょう。

コーンフラワーは耐寒性

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細い茎の先端に青、白、赤色や交じり合った色合いの花を咲かせる

  • 水やり
  • 過湿を嫌うので、与えすぎは根腐れを起こしやすいので禁物です。
  • 水やりは土の表面が乾いてからタップリと与えましょう。ただし乾燥しすぎても弱ってしまいます、加減が難しいところですが小まめに管理しましょう。
  • 手入れ
  • 倒れやすいので、早めに支柱を立てましょう。寒地では、霜よけを施しましょう。
  • 花がら摘み→花が枯れたら、そのまま放置しないで摘み取ってやると次の花が咲きます。
  • 病気→ウドン粉病 葉に白色のうどん粉のようなカビが発生市、葉全体に広がると、葉が枯れてしまいます。
  • 害虫→ダニ類
  • 日当たり
  • 日当たりを好みます。過湿には弱いので梅雨時などは、軒下において長雨を避けてください。

ガーデニング風景

ガーデニングの風景

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