キャプテンジョンイングラム バラ-ヨーロッパで最も古い品種といわれる-イパネマおやじ
キャプテン ジョン イングラム (Capitaine John Ingram) は、オールドローズ品種群の中の一つ、モス系統のバラです。ツボミや花茎が細かい毛で覆われて、一見すると苔のように見えることからモスと名付けられました。
※ モス系統:ロサ・ケンティフォーリアの枝変わりで、花柄や萼(がく)に腺毛が密生している様子が、コケが生えているように見えることから「モス」と呼ばれます。枝が散開して、花色は白色、淡い~濃いピンク色、赤紫色の品種が多い。
古典的な雰囲気の中に優雅さを感じさせる
- 3輪程の房咲きになり、花もちがとてもよい。
- 葉は小さくて明緑色です。
- 野生種の強さがある品種なので育てる手間がかからない。
- ダークパープルの花弁は咲き進むとボタン・アイが現れます。
- 耐病性は、うどんこ病には普通。黒星病には強い。
魅力あるダマスク香が受け継がれてきた
- 品種名:キャプテン ジョン イングラム Capitaine John Ingram
- 作出国:フランス
- 作出年:1854年
- 作出者:Jean Laffay
- 系統:[Moss] モス
- 交配親:
- 咲き方:一季咲き
- 花形:ロゼット咲き
- 花径:中輪(花弁数・41枚+)
- 香り:強香(ダマスク香)
- 樹形:半つる性
- 樹高:250cm(小型のつるバラとして誘引または切り詰めて自立も可能)
- 撮影:横浜イングリッシュガーデン 2017年5月、2018年5月
初夏になると4週間くらい開花します
バラ園の風景: