レディヒリンドン バラ-ティー系統で早咲き品種-イパネマおやじ
レディ ヒリンドン (Lady Hillingdon) は、黄色がかった濃いアプリコットカラーの花は、秋になると春よりも一段と濃くなり見事です。オールドローズの品種群の中のティー・ローズ系統です。枝は細くてしなやか、分枝も多い頑丈な株立ちになります。
上質なティー系の芳香がある
- 数輪の房咲きで、花つきがよい。
- 早咲きで花もちは中程度です。
- 分枝が多く、半直立性の樹形で細い枝が弧を描いて横に広がります。
- 花枝が細いので、ややうつむき気味に咲く姿が情緒があり魅力的なバラ。
- 耐病性は、うどんこ病には弱い。黒星病には普通。共に定期的な薬剤散布が必要です。
- うどんこ病の防除⇒早期の発見と対応ができれば、花弁への影響や葉を切り取るなどの処置を避けることができます。葉に白い斑点を発見したときは、1週間位の間隔で酢(酸性)や重曹(アルカリ性)を薄めた液を散布しましょう。初期段階では、酸性・アルカリ性にするだけで効果があります。
- ただし、症状が重くなり繁殖が止まらなくなると、うどんこ病になった葉を摘み取り、二次災害を防ぐために強い薬剤を散布する必要があります。
純粋なティ香を持ち、その芳香を楽しめるバラ
- 作出国:イギリス
- 作出年:1910年
- 作出者:Lowe & Shawyer
- 系統:[ T ] ティー
- 交配親:Papa Gontier × Madame Hoste
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁八重咲き
- 花径:中輪(花弁数・9~16枚)
- 香り:強香(ティー香)
- 樹形:半直立性
- 樹高:150cm
- 撮影:神代植物公園 2014年10月 、花菜ガーデン 2021年10月
早咲きで花もちは中程度
バラ園の風景:
園芸メモ:もみ殻くん炭⇒稲のもに殻を、400℃以下の低温で炭化したもの。ケイ酸やカリウムなどのミネラル成分が豊富に含まれている。多孔質で、保水性・通気性に優れ、土壌微生物が定着しやすい環境になる。アルカリ性で、酸性土壌の中和をするために使われることもある。天然の土壌改良剤として、雨が降ると徐々に溶け出して、穏やかに改良作用する。