紫の園 バラ-中輪サイズ半八重咲きの房咲きで花つきがよい-イパネマおやじ
紫の園 ( Murasaki no Sono ) は、大房咲きになり株を覆いつくす程、花つきがよい品種です。フロリバンダ系統「たそがれ」の改良種で、親よりも青みのあるラベンダー色の半八重咲きの中輪種です。
青みのあるラヴェンダー色
- 1985年国際ばら新品種コンクール銅賞受賞。
- 紫の園は花もちは少し悪いが、初心者にも栽培しやすい品種。
- 弁端がやや波打ち、気品あふれる。
- 茶花として好まれる花です。利休が紫の園をみたならば必ず一枝挿したであろうバラですね。
- シュートの発生は少ないが、古枝によく開花して年を経るごとに立派な株に生長します。
- 耐病性は、うどんこ病に弱い、黒星病には普通。春~秋の生長期には月間3~4回の薬剤散布が必要です。
- うどんこ病の防除:うどんこ病の菌にはいくつか種類があり、同じ殺虫剤では効かないことがあるので注意してください。発見したらすぐ病気の部位を取り除き、対処薬剤を3日間隔で、3~4回繰り返します。
- 病気の拡大が治まらない場合は、感染した部位と込み合っている枝葉をを刈りとって、風通しをよくします。早めの発見をして対処すれば発生後でも、治ることが多いです。
- ポイントは、風通しをよくして、夕方の水やりを控える、カリ肥料を多めに施すことも大切です。
生育旺盛で大株に生長する
- 作出国:日本
- 作出年:1980年
- 作出者:小林森治 氏
- 系統:[ F ] フロリバンダ
- 交配親:たそがれ × {たそがれ × Sterling Silver × Gletscher × Sterling Silver)}
- 咲き方:四季咲き
- 花形:丸弁平咲き
- 花径:中輪(花弁数9~16枚)
- 香り:微香
- 樹形:半横張り性
- 樹高:100cm
- 撮影:横浜イングリッシュガーデン 2015年5月 2021年10月
古枝にも開花して年ごとに丈夫な株に育つ
バラ園の風景: