フロレンティーナ バラ-濃赤色でカップ咲きのつるバラ-イパネマおやじ
フロレンティーナ(Florentina)は、非常に強健種で耐病性に優れていて、バラ栽培の一番の悩みである、うどんこ病や黒星病にとても強い品種です。もちろん初心者にも育てやすいお奨めの赤バラです。
高温期でも花色が変わらない優良種
- 数輪の房咲きになり、花つき花もちがよい大輪種。
- 春の花後に伸びてくるシュートは、支柱を立ててそれに沿わせて真っ直ぐに誘引しておきましょう。
- 花枝が長いので、アーチよりもフェンスやオベリスクに誘引すると映える。
- つるバラの多くは、よく実をつけるので、実に養分をとられないように花が終ったら早めに花がらを摘み取ります。
- 実を楽しむ品種以外は、枝の1/2の位置で切ります。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともにとても強い。
つるバラは、品種により枝の伸長力が異なり、枝の堅さや太さもさまざまです。そのバラに合った空間と、長く伸びる枝の支持材が設置できる環境も必要です。また、このページの画像のように、長く伸長して高い位置まで枝を伸ばすバラは、小まめな手入れが必要であり、脚立に登って高所で作業する必要もあります。これらの作業が必要であることを理解した上で、植え付け前の品種選定をしましょう。枝の伸長が2m未満で、手入れが簡単な品種を選ぶなど、品種の選定は事前にチェックしましょう。
自立させても株元から花を付ける
- 品種名:フロレンティーナ Florentina
- 作出国:ドイツ
- 作出年:2002年に Tim Hermann Kordes が作出
- 作出者:2011年に W. Kordes’ Söhne (Retail) が発表
- 系統:[LCl] ラージ フラワード クライマー
- 交配親:
- 咲き方:返り咲き
- 花形:丸弁カップ咲き
- 花径:大輪(10cm・花弁数41枚+)
- 香り:微香
- 樹形:つる性(枝が堅く緩やかな誘引を好むタイプ)
- 樹高:250cm
- 撮影:京成バラ園芸 2017年5月、2023年5月
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枝が細くてトゲも少ないので誘引しやすい
バラ園の風景:桜の咲く風景