つるブラックティー バラ-貴重な赤茶色系のつるバラ-イパネマおやじ
つる ブラック ティー ( Cl Black Tea ) は、植えつけてから数年が経っ成株になると、春以降も返り咲くようになります。ハイブリッドティ系統ブラック ティーの枝変わり品種です。
濃茶色の半剣弁平咲きのバラ
- 1輪から数輪の房咲きになり、花つきがよい。
- シュートは、トゲが多く太くて堅いので複雑な誘引は困難なつるバラ。
- つる性の性質が不安定で、時々ハイブリッド・ティに戻ったシュートが発生するので、その枝は元から切り取るようにします。
- HT種「ブラック ティー」の枝変わり。花の性質や特徴はほとんど同じです。
- 耐病性は、うどんこ病に弱い。黒星病には普通。黒星病に対しても薬剤散布が望ましい。(月間3回以上の定期散布)
- うどんこ病の防除→うどんこ病対策は、月間3~4回の薬剤散布が必要。
- 黒星病と異なる点は治療薬が存在する事です。発病初期に対処すれば確実に治す事が出きます。しかし優れた治療薬の存在にも関わらず煩わしい病気であるのは、これも保護皮膜、ワックス効果に深く関わりが有ります。
- うどんこ病専門薬剤→トリフミン、バイレトン、カリグリーンはうどんこ病の専門薬で、比較的安価で予防薬として優れています。カリグリーンはカリ分を含む専門薬で安全性の高い予防薬剤です。また、うどんこ病・黒星病・さび病に効果のあるSTサプロール乳剤も使われている。
樹勢が強く初心者にも育てやすい
- 作出国:日本
- 作出年:1970年代
- 作出者:日本の梅本氏により発見された
- 系統:[Cl HT] クライミング・ハイブリッドティー
- 交配親:HT種ブラック・ティーの枝変わり
- 咲き方:返り咲き
- 花形:剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(13cm・17~25枚)
- 香り:中香
- 樹形:つる性
- 樹高:350cm
- 撮影:谷津バラ園 2015年5月 2017年5月
つる性の性質がやや不安定で木立ち性に戻りやすい
バラ園の風景:
園芸メモ:水やり⇒
- 品種に関わらず全てのバラに共通しています。
- 地植えの場合は、真夏日や乾燥が続くような特別な場合以外はまず必要ありません。
- 鉢植えの場合は、表土が乾いたらタップリと水を施します。
- 新芽は水を欲しがるので水切れに注意→例年9月中旬くらいまでは、残暑が厳しい日もあるので8月と同様のみずやりが必要です。水不足になると芽の伸びが緩慢になるので、水を切らさないようにしましょう。
- 夏の水やり:朝夕の涼しい時間帯に冷たい水を与えます。たまにハダニの除去のために葉水を与えましょう。
- 冬の水やり:晴れた日の午前中(10時~12時)、気温が上がり始めてから与えます。夕方の水やりはしません。井戸水や水道水は、自然の温度のままで与えるのは避けましょう。お湯を加えるなどして、15~23℃に調整してから与えましょう。