ジョセフィンブルース バラ-強健で育てやすい品種-イパネマおやじ

  • 昨年の、「生田緑地ばら苑・秋の開苑」以来から半年ぶりにバラの観賞に行ってみました。小田急線「向ヶ丘遊園駅」から徒歩で15分程歩くと、ようやく生田緑地の敷地入口に到着です。実は、ここからばら苑の敷地までが、坂道と急こう配の階段があり結構ハードなんです。ばら苑があるのは、小高い山というより丘陵の頂上にあります。なだらかな坂道を上がって行くと、多くの建設重機があり、何かの工事進行中のようです。
  • この景色を見ながら歩いていて思い出したのは、元々ここは駅名の通り、小田急電鉄グループが運営する「向ヶ丘遊園地」だったのです。重機がある工事現場の辺りは、遊園地の大きな流れるプールがありました。少しずつ記憶がよみがえり、駅前から15分の徒歩ルートには、モノレールが走っていたのです!今から何年前だったか、ハッキリしませんが30数年前までは運営されていました。(ググってみたら、2001年に廃業されるまで運営されていたようです)
  • 駅前からモノレールの「向ヶ丘遊園正門駅」まで走っていたのは、路面上に軌道のある電車ではなく、道路上に軌道を立ち上げた線路を走る、走行距離1.1kmのモノレール線でした。

ジョセフィンブルース( Josephine Bruce )は、1950年にイギリスで作出されたハイブリッドティー系統の赤色系の品種です。当ばら苑の気候と環境がよほど相性がよいのか、つるバラのように枝が伸長して大型の樹形になっています。

ジョセフィンブルース

樹勢が強く育てやすい品種

  • 単輪または数輪の房咲きになり、花付き、花もちは中程度。
  • 耐寒性は弱い、耐暑性は中程度。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに弱い。
  • 黒星病の防除⇒黒星病防除の基本はマルチングであるとされています。敷きワラを施し雨水などの跳ね上がりを防止しましょう。黒星病の菌は土中に潜みます。土中のバラの葉片などに付着して越冬すると考えられています。これが降雨時に土から飛散し直上の葉裏に付着し感染が起こるとされます。
    落ちた葉はこまめに拾って処分し、発生源をなくします。肥料管理ではチッ素過多にならないよう、バランスの良い肥料やりを心がけます。鉢植えの場合なるべく雨に当たらないようにしましょう。

手入れに関しては、トップページ「バラの園芸・作業」をクリックしてください。

イギリスで作出

ハイブリッドティー系統

バラの仕切りライン大

トゲが多く扱いには手間がかかる

  • 作出国:イギリス
  • 作出年:1950年
  • 作出者:Alfred James Fraser
  • 系統:[HT] ハイブリッドティー
  • 交配:Crimson Glory × Madge Whip
  • 咲き方:四季咲き
  • 花形:半剣弁高芯咲き
  • 花径:中大輪(花弁数・17~25枚)
  • 香り:中香(ダマスクとティー)
  • 樹形:木立樹形 横張りタイプ
  • 樹高:90~120cm
  • 撮影:生田緑地ばら苑 2024年5月

葉は明緑色で光沢がある

バラ園の風景:

横浜イングリッシュガーデンの風景

バラの仕切りライン大