つるサマースノー バラ-少しの薬剤散布と肥料で育つ-イパネマおやじ
つる サマー スノー (Cl Summer Snow) は、よく勘違いされるのが「つるサマー・スノー」は、「四季咲きサマー・スノー」の枝変わりではありません。「つるサマー・スノー」の、枝変わりが「四季咲き性のサマー・スノー」へ変化した非常に珍しい例です。
半八重咲きで純白のつるバラ
- 数輪から大きな房咲きになり、やがて株全体を覆いつくすほどになる。
- 枝は細くてしなやかでトゲも少ないので、誘引がしやすい。
- 樹勢が強く、旺盛に茂るので景観をつくるのに適している。
- ちなみに”つるサマー・スノー”は、”春がすみ”に似た”Tausendschon”という品種の実生です。
- 耐病性は、うどんこ病には弱い。黒星病には強い。強い黒星病も月間1回程度の薬剤散布をしておけば、より順調な生育をします。
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- うどんこ病の防除→うどんこ病の発生は4月上旬から11月の間、大気が乾燥している時や枝葉が茂りすぎた時に発生しやすい。周囲に病気に罹った、株や枝葉があると多発するので発見したらスグに取り除き処分しましょう。
- 薬剤での防除→トリフミンは、予防治療薬では効果の高い専門薬です。サルバトーレは黒星病にも予防効果を持っています。
枝にはトゲがほとんどなく好みの形に誘引しやすい
- 作出国:アメリカ
- 作出年:1936年
- 作出者:Couteau
- 系統:[Cl F] クライミング・フロリバンダ
- 交配親:Tausendschön の実生
- 咲き方:一季咲き
- 花形:半八重咲き
- 花径:小中輪(4cm・花弁数9~16枚)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 樹高:450cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2014年5月
弁端が小さく波うつように咲く花弁がとても美しい
バラ園の風景:横浜にあるバラ園
園芸メモ・栽培用語:遅霜⇒晩春に降りる霜のこと。〔同義=晩霜・ばんそう)