つるブルームーン バラ-丈夫で伸長力のあるつるバラ-イパネマおやじ
つる ブルー ムーン (Cl Blue Moon) は、つる性の性質が、しばしば木立ち性種に戻りやすいので、苗を購入する際にはつる枝を伸ばした長尺仕立ての苗か、先端にツボミのない新苗を選びます。
強い芳香がある魅惑のバラ
- 紫系のつるバラの中では特に花つきがよいバラです。
- 花つきは一般的には中程度で、株もとの花つきは少ない。株が古くなると返り咲く。
- 強い芳香があり、枝はトゲが少なく扱いやすいバラ。
- つるブールー ムーンは年数を経ると株が太くて堅くなり誘引が難しい。
- HT種「ブルー ムーン」の枝変わりです。
- 耐病性は、うどんこ病に弱い。黒星病には普通。うどんこ病が発生しやすいので、月間4回以上の定期的な薬剤散布を必ず実施しましょう。
- うどんこ病の防除→予防薬と適切な展着剤を組み合わせる事でうどんこ病は確実に押さえ込む事ができます。
- しかし、うどんこ病の厄介なところは感染しやすい新梢が常に生長を継続している事です。
- 薬剤散布の間隔が仮に10日間隔であった場合、散布ののち新たに伸長した部位はうどんこ病に対し無防備状態である事が想定されます。次の薬剤散布までの間に感染する可能性と危険度も高いです。
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雨が多いと花弁が傷みやすいつるバラ
- 作出国:アメリカ
- 作出年:1978年に、Julie Jackson が作出
- 作出者:1981年に、Fred A. Mungia, Sr. が発表
- 系統:[Cl HT] クライミング・ハイブリッドティー
- 交配親:HT 種 ブルー ムーンの枝変わり
- 咲き方:返り咲き
- 花形:半剣弁抱え咲き
- 花径:大輪(11cm・花弁数17~25枚)
- 香り:強香
- 樹形:つる性
- 樹高:350cm
- 撮影:神代植物園・バラ園 2015年5月・2016年5月
青いつるバラの代表的な品種
バラ園の風景:
園芸メモ・栽培用語:薬剤散布⇒
- バラは病気や害虫の被害が発生しやすい植物です。
- 大切なのは、丈夫で健康に育てることで、病害に対する抵抗力のある株に育てることです。
- それでも、うどんこ病や黒星病、アブラムシはすぐに発生するので、4月から10月の生長期間中は、月間2~4回以上の薬剤散布は欠かせません。さらにハダニ対策も必要です。栽培する本数が少なければスプレー缶で、多数を栽培する場合は、農薬散布用の噴霧器が効率よく便利です。
- 秋になると病害虫が復活→9月になると朝夕の気温が下がり、涼しくなります。この環境で今まで潜伏していた病害虫も活動的になってきます。
- 夏は乾燥しているので、発生の少なかった黒星病、うどんこ病も一雨ごとに増加してきます。土中のコガネムシの幼虫や、バラの幹中に潜伏していたカミキリムシの幼虫(テッポウムシ)も株に致命的な被害を与えかねません。
- 葉が病害虫で落葉したり傷つくと、蕾の生長にも影響を及ぼすので、早急に対処しましょう。
- 9月に発生する病害虫→黒星病、うどんこ病、アブラムシ、コガネムシ(成虫)、ヨトウムシ、イラガ、カミキリムシの幼虫(テッポウムシ)、チュウレンジハバチ