桜貝 バラ-春も秋も房咲きになってよく咲く-イパネマおやじ
桜貝 (Sakuragai) は、枝が堅く丈夫ですが、花つきがよすぎて重さで枝ごと倒れることもあるほどです。
淡い桃色の爽やかな印象のバラ
- 数輪の房咲きになり、とても花つきがよい。
- 株のまとまりがよく、トゲも少なく鉢栽培に向いている。
- 株が倒れやすいので、生長をコントロールして低めにまとめるように栽培するのがよい。
- シュートが発生しにくい性質なので、古枝を大切に手入れして残していきましょう。
- 耐病性に対しては、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回以上の定期的な薬剤散布は必要。
- 黒星病の防除→4月から11月の気温20~25℃くらいの時に発生する。葉に墨をにじませたような直径3cm位の病斑ができるのが初期症状。地面に近い葉から上に向かって病斑が広がり、やがて葉が黄変して落葉する。
- 特に梅雨時や、秋の長雨の時期には注意が必要です。雨に当たると胞子が広がり、急速に感染が拡大する。一度かかると完全に殺菌するまでに大変な手間を要する。
- 早期発見をして、病葉を摘み取り薬剤を散布しましょう。発見したら中3日位のペースで3回を目安に行います。
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枝は半直立性で、トゲが少ないので扱いやすい
- 作出国:日本
- 作出年:1996年
- 作出者:平林浩 氏 (京成バラ園芸)
- 系統:[F] フロリバンダ
- 交配親:実生 × 実生
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁高芯咲き
- 花径:中輪(8cm・花弁数17~25枚)
- 香り:微香
- 樹形:直立性
- 樹高:150cm
- 撮影:京成バラ園 2014年5月
桜貝はやや青味を帯びたピンク色のバラ
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:頂点優勢・頂芽優勢(ちょうてんゆうせい・ちょうがゆうせい)⇒バラを含む多くの植物の多くは、その株の一番上にある芽に養分が集中する性質があり、これをいいます。株の途中の脇芽よりも、頂点部分の芽→頂芽の生長が優先されます。