ピース バラ-15cmにも及ぶ巨大輪はクリームイエローに淡いローズ色の覆輪-イパネマおやじ
ピース (Peace) は、第二次大戦末期に、平和への願いをこめて名付けられました。20世紀に作出されたバラの最高峰の一つと評価される品種です。
20世紀を代表する名花といわれるバラ
- クリームイエローに桃色の覆輪が入る巨大輪のバラです。
- ピースの名前は、第二次大戦後に平和への願いをこめて名づけられた、20世紀を代表する名花。
- 樹勢が強く、バラの改良の歴史上きわめて重要な転機となる品種になりました。
- 国際コンクールで数々の賞を受賞、1976年世界ばら会連合会選出の初めての栄誉の殿堂入りをしたバラ。
- 枝変わりに「つるピース」、「シカゴ・ピース」、「クローネンブルク」などがあります。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通の性質。定期的薬剤散布をしましょう。
※ バラの手入れや病害虫の防除⇒トップページ「バラの園芸・作業」をクリックしてください。
ピースを交配親として多数の名花が誕生
- 作出国:フランス
- 作出年:1935年に、Francis Meilland が作出
- 作出者:1945年に、Star Roses (米国)が発表
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:{(George Dickson × Souv de Claudus Pernet) × (Joanna Hill× Charles P. Kilham)} × Margaret McGredy
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁高芯咲き
- 花径:巨大輪(15cm・花弁数40~45枚)
- 香り:中香
- 樹形:半横張り性
- 樹高:150cm
- 撮影:京成バラ園・2014年10月 相模原北公園・2015年5月 生田緑地ばら苑・2015年5月
黄色にうすいピンク色の覆輪が入る
バラ園の風景:横浜にある小さなバラ園
- 園芸メモ・バラの栽培用語:灰色かび病⇒
- ほとんどの植物に発生する菌が原因の病気です。
- バラでは花弁への感染が多く、水滴が滲んだような褐色の斑点が現れます。花弁が柔らかく、弁数が多い品種ほどかかりやすい。
- 感染すると、花が腐りだして開花する前に茶色くなります。
- 低温多湿の環境になる、春先から梅雨時が多発しやすい。秋口でも発生します。