メリナ バラ-早咲きで花つきが非常によく丈夫な品種-イパネマおやじ
メリナ (Melina) は、早咲きの品種で花つきがよいバラです。明るくて鮮やかな緋紅色の花を咲かせます。枝は少し細いが、樹勢が強く丈夫な株に育ちます。葉は丸味を帯びた形状で、きれいな濃緑色と赤い花との対比が映えます。香りは、ほとんどありませんが育てやすい品種です。
鮮やかな緋紅色で落ち着いた雰囲気のバラ
- 早咲き性で、花つきがよい。
- 赤色系の品種にしては、夏の高温期でも褪色が少ない品種です。
- 樹勢が強く、半横張り性の樹形で丈夫な株立ちになる。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回以上の定期的な薬剤散布は必要。
- 黒星病の防除⇒黒星病防除の基本はマルチングであるとされています。敷きワラを施し雨水などの跳ね上がりを防止しましょう。
- 黒星病の菌は、土中のバラの葉片などに付着して越冬すると考えられています。これが降雨時に土から飛散し直上の葉裏に付着し感染が起こるので、落ちた葉はこまめに拾って処分し、発生源をなくします。
- 肥料管理ではチッ素過多にならないよう、バランスの良い肥料やりを心がけます。鉢植えの場合なるべく雨に当たらないようにしましょう。
- うどんこ病の防除⇒定期的に水やりを行うのも効果的な予防法です。
- 水で胞子を洗い流すことで、飛散を抑えたり胞子が水で膨れて破裂するなどの予防対策になります。しかし、水やりを意識しすぎて過湿になり、黒星病など他の病気を誘発する危険もあるので要注意です。
- 花木や庭木など大きな植物にうどんこ病が発生してしまった場合は、植物へのダメージが少ない休眠期に農薬を散布することで、うどんこ病の予防をしましょう。
樹形のまとまがよく手間のかからないバラ
- 作出国:ドイツ
- 作出年:1974年
- 作出者:Mathias Tantau, Jr.
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:Inge Horstmann × Sophia Smith
- 咲き方:四季咲き
- 花形:剣弁高芯咲き
- 花径:大輪(11cm・花弁数26~40枚)
- 香り:微香
- 樹形:直立性
- 樹高:150cm
- 撮影:京成バラ園 2014年10月
早咲き性で明るい赤色は褪にくく花形の整ったバラ
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:シリンジ⇒霧状の水を、葉の裏側に吹きかけること。ミニバラの大敵である、ハダニの防除法として行います。