リュータン バラ-ミニチュア系統の小輪花が星形になる-イパネマおやじ
リュータン (Lutin) は、花弁の先が細くて尖っている星咲きになります。淡いピンク色の花弁の弁端が、濃いサーモンピンク色で縁取るようになる。
濃淡のあるローズピンク色のバラ
- 花弁の先がとがった星形の花弁がめずらしいバラで、花つきはよい。
- Min 系統の赤色バラ品種「スカーレット・ジェム(Scarlet Gem)」の枝変わり品種です。
- 花の中央部から、とがった花弁が放射状に並ぶ様はダリアの花に似ています。
- 毎年、花を咲かせるにはベーサル・シュートの発生が欠かせません。
- 水はけのよい場所に定植して、しっかりと根を張らせるとよい。
- 夏から秋は、ベーサル・シュート以外の枝には、あまり花をつけません。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回の定期的な薬剤散布は必要です。
- 病気に強い品種も、月間1回程度の薬剤散布をして予防対策をしておくことで、より順調な生長が促進されます。
※ バラの手入れや病害虫の防除⇒トップページ「バラの園芸・作業」をクリックしてください。
花もちがよく枝も丈夫に伸びるので切り花に適する
- 作出国:フランス
- 作出年:1971年
- 作出者:Meilland International
- 系統:[Min] ミニチュア
- 交配親:Scarlet Gem の枝変わり
- 咲き方:四季咲き
- 花形:丸弁平咲き (星咲き)
- 花径:小輪(3cm・花弁数17~41枚+)
- 香り:微香
- 樹形:半直立性
- 樹高:40cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2014年10月、2015年5月
濃いサーモンピンク色から淡い色合いに変化するのが魅力の花
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:一茎一花(いっけいいっか)⇒1つの花茎に対して、花は1つだけという咲き方をする品種。ハイブリッドティー系統の品種に多く見られ、コンテスト用としても重宝される性質です。(対義→房咲き)