レオニダス バラ-茶色がかったオレンジ色で弁裏はクリーム色-イパネマおやじ
レオニダス (Leonidas) は、丸弁の高芯咲きで花径は11cm前後の大輪サイズです。Meilland 社が作出したハイブリッドティー系統で、通好みの個性的な花色です。
チョコレートのような茶色のバラ
- 花つきがよく、花もちもよい品種。
- レオニダスの花色は、高温期になるとともに朱色に変化する。
- 寒冷期の花色は、チョコレート色でシックな雰囲気のバラです。
- 耐寒性がなく、寒冷地だと冬には枯死することもあります。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに弱いので10日に1回以上の定期的な薬剤散布が必要です。
- うどんこ病の防除⇒ツボミや葉、新芽の一部がうどん粉のような白い粉が着いているのがあったらうどん粉病です。白い粉のようなものは、カビの一種です。
- ツボミや新芽は萎縮してしまいますが黒星病のように落葉することはありません。しかし、株の生育が著しく衰えるので放置はしないで、発症した部位を取り除き早めの対処をしましょう。
- 黒星病の防除⇒春の終わりや、秋季の18~25℃位が発病、進行する温度です。
- 品種により葉の厚さにより異なりますが、この温度の状態で葉が数時間ほど水で濡れていると感染しやすくなります。バラの芽出しの少し手前の時期、芽がプッとふくらんだタイミングで消毒をするのが効果的です。薬剤の内容は、月間4回行うとしたら、3回は予防薬で1回が治療薬の割合です。
枝は太いがまとまりのよい株立ちになる
- 作出国:フランス
- 作出年:1995年
- 作出者:Alain Meilland
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:Hello × Peace
- 咲き方:四季咲き
- 花形:丸弁高芯咲き
- 花径:大輪(10cm・花弁数23~30枚)
- 香り:微香
- 樹形:半直立性
- 樹高:110cm
- 撮影:京成バラ園 2014年10月
寒肥以外の肥料は施し過ぎないことが栽培のポイント
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:アルバ・ローズ⇒白バラの祖先といわれ、ヨーロッパや西アジアに分布する原種ばらの自然交雑により生じたとされる。起源ははロサ・ガニナとロサ・ダマスケナ・ビフェラ又は、ロサ・ガリカとロサ・アルヴェンシス等諸説あります。