万葉 バラ-春は波状弁の弁端に欠刻が入る個性的な花形-イパネマおやじ
万葉 (Manyo) は、中輪系フロリバンダ種としては大輪の花を咲かせます。黒星病には強いが、うどんこ病に弱いので防除が必要です。
波状弁の平咲きでオールドローズのような雰囲気のバラ
- 数輪の房咲きになり、花つきのよいバラです。
- 春は花弁の縁に欠刻が入り、可愛らしい花形になる。
- 横張り性の樹形だが、コンパクトにまとまりやすい。
- 万葉は少し多めに肥料を施した方が、オレンジ色の発色がよいバラ。
- 耐病性は、うどんこ病にはやや弱い。黒星病には普通。黒星病の防除のために月間３～４回以上の定期的な薬剤散布が必要です。
- うどんこ病の防除⇒早期の発見と対応ができれば、花弁への影響や葉を切り取るなどの処置を避けることができます。葉に白い斑点を発見したときは、１週間位の間隔で酢（酸性）や重曹（アルカリ性）を薄めた液を散布しましょう。
- 初期段階では、酸性・アルカリ性にするだけで効果があります。ただし、症状が重くなり繁殖が止まらなくなると、うどんこ病に感染した葉を摘み取り、二次災害を防ぐために強い薬剤を散布する必要があります。
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樹勢は普通だがうどんこ病に弱いので要注意
- 作出国：日本
- 作出年：１９８８年
- 作出者：鈴木省三 氏 （京成バラ園芸）
- 系統：[F] フロリバンダ
- 交配親：Ambassador × Gold Bunny
- 咲き方：四季咲き
- 花形：波状弁平咲き
- 花径：大輪（１０ｃｍ・花弁数１７～２５枚）
- 香り：微香
- 樹形：半横張り性
- 樹高：１００ｃｍ
- 撮影：京成バラ園 ２０１４年５月
濃いアプリコット色から鮮やかなオレンジ色に変化する
バラ園の風景：
園芸メモ・バラの栽培用語：マルチング⇒植物の株元の表面を、ワラや落葉、チップなどの有機質やビニールシートなどで覆うこと。土壌の乾燥防止、地温調整、霜害防止、土の跳ね返りを防いで病害虫の防除、雑草の発生を抑える効果がある。
