優花 バラ-淡いピンク色のフロリバンダ系統-イパネマおやじ
優花 (Yuka) は、淡い桃色を帯びた半剣弁高芯咲きのフロリバンダ系統のバラです。
優花は株いっぱいの房咲きになるバラ
- 5~10輪の房咲きになり、花つきがよい。
- 花弁がやや繊細で傷みやすいので、早めに切り取り切り花にするとよい。
- シュートの発生が活発だが樹勢は普通。
- 株が大きくなり過ぎずコンパクトにまとまるので、鉢栽培にも適しているバラ。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回の定期的な薬剤散布をしましょう。
- 薬剤散布について⇒病害虫の発生は、初期の段階で対処するほど効果的です。
- 散布を行う場合、必ずマスク、ゴーグルを着用してから風向きを確認してから散布します。散布する量が過剰にならないように注意しましょう。そして、持続力と高めるために、希釈をする際に展着剤も併用すると、より効果があります。
- 9月のバラ手入れ作業⇒
- 涼しくなると病害虫も復活して活動をはじめます。9月の主な病害虫:黒星病、うどんこ病、チュウレンジハバチ、コガネムシ、アブラムシ、カミキリムシの幼虫(テッポウムシ)
- カミキリムシ(テッポウムシ)の防除⇒バラ以外の植物も食害し、柑橘類、サクラ、ツツジ、モミジの株内に侵入して食害します。6月~8月頃に株元に産卵して、約2年間で成虫になります。被害は産卵した卵が株内でふ化してた幼虫が、枝や根の内部を食べ荒らします。外部からは発見できないので、早めの防除ができず手遅れになることが多くなります。では、どうして早期に発見するかがポイントです。
- 日常の管理→地表付近に木屑を発見したら、カミキリムシの幼虫が株内に侵入しているサインです。木屑の出ている個所にある、穴にスミチオン乳剤、カルホス乳剤を注入します。(50~100倍に希釈する)ゴムチューブを付けた油さし等で注入します。成虫の場合は、葉や幹にスミチオン乳剤、カルホス乳剤を800~1000倍に薄めた液を噴霧します。一番効果があるのは、日々チェックして見つけ次第捕殺することです。
※ バラの手入れや病害虫の防除⇒トップページ「バラの園芸・作業」をクリックしてください。
コンパクトな株になるので鉢栽培にも適する
- 作出国:日本
- 作出年:2004年
- 作出者:武内俊介 氏 (京成バラ園芸)
- 系統:[F] フロリバンダ
- 交配親:
- 咲き方:四季咲き
- 花形:半剣弁高芯咲き
- 花径:中輪(9cm・花弁数17~45枚)
- 香り:微香
- 樹形:半横張り性
- 樹高:140cm
- 撮影:京成バラ園 2014年5月
優花は濃緑色の照り葉が美しい
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:実生(みしょう)⇒タネから発芽した植物。