ウエスターランド バラ-オレンジ色の丸弁平咲きで強い芳香-イパネマおやじ
ウエスターランド (Westerland) は、シュラブ系統のつる性樹形です。枝の長さは300cmにも伸長します。明るいオレンジ色で、中輪の丸弁平咲きの花弁の端が柔らかく波打ちます。
丸みのある花弁が大きく波打つ
- 数輪の房になって開花する、花つきがとてもよいバラ。
- 香りは強めで、スパイシーな芳香がある。
- 暖地では花色がやや桃色になり、寒冷地では濃いめの色になる。
- 春以降はときどき返り咲きして、寒冷地になるほど長く咲きます。
- 枝がよく伸びるので、つるバラとして扱うのが一般的だが、冬に短く切り詰めて自立させることも出来ます。
- 枝変わりに、山吹色の”オータム・サンセット”と、明るい黄色の”レモン・メレンゲ”があります。
- 耐病性は、うどんこ病には普通。黒星病には強い。ともに薬剤散布をすることでより順調な生育が期待できます。
トゲが多く堅いので誘引は手間が掛かる
- 作出国:ドイツ
- 作出年:1969年
- 作出者:Reimer Kordes
- 系統:[S] シュラブ
- 交配親:Friedrich Worlein × Circus
- 咲き方:返り咲き
- 花形:丸弁平咲き
- 花径:中大輪(花弁数・20~30枚)
- 香り:強香(ダマスク・クラシック香が基調のスパイシー香)
- 樹形:つる性
- 樹高:300cm
- 撮影:神代植物公園 2014年6月
赤味を帯びた枝葉が個性的な品種
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:ベーサル・シュート⇒株元から発生する勢いのよい太い新梢で、生長して主枝となるもの。