エリドゥバビロン バラ-貴重な原種ロサペルシカの子孫-イパネマおやじ
エリドゥバビロン (Eridu Babylon) は、オランダのインタープランツ社が作出している、「バビロンローズ・シリーズ」の品種の一つです。古代文明期より中近東から、現中国のウィグルにかけて栽培されていた、原種「ロサ ペルシカ」を祖先に持つ品種です。
弁芯にチェリーレッドのブロッチが入る新しい系統
- 原種「ロサ・ペルシカ」をベースに現代バラを交配して作出された全く新しい系統のバラです。
- ロサ・ペルシカは中近東から中国のウイグルにかけて生息する一季咲きのバラで、自生地以外には花を観賞するどころか株を維持するのも難しい品種でした。四季咲きで、普通のバラと同じくらい育てやすい。
- エリドゥ・バビロンは、花芯に赤いブロッチが入った品種です。
- 日本では、しっかりと自立する小型のシュラブか、フロリバンダとして扱います。
- シーズンを通してよく咲きますが、実がつきやすいので小まめに花ガラ摘みをすると長く花を楽しめます。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回以上の定期的な薬剤散布をしましょう。
※ 手入れ方法や病害対策⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。
白色にピンクの覆輪がグラデーション状に入る
- 作出国:オランダ
- 作出年:2008年
- 作出者:Robert Ilsink (Interplant BV)
- 系統:[S] シュラブ
- 交配親:
- 咲き方:四季咲き
- 花形:一重咲き
- 花径:小輪(4cm・花弁数4~8枚)
- 香り:微香
- 樹形:シュラブ(剪定して自立 / 小型のつるバラとして誘引も可能)
- 樹高:100cm
- 撮影:京成バラ園 2014年5月
花後に枝を切り戻すと新しい枝が伸びてきて花を付ける
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:ブロッチ⇒花の中央に円形に現れる色模様のこと。