カフェラテ バラ-花色はエスプレッソとミルクの色調-イパネマおやじ
カフェラテ (Caffe Latte) は、ハイブリッドティー系統ですがクラシックローズな色合いと共に花形にも現れていると、観るたびに感じさせる品種ですね。花名の通り、エスプレッソにミルクを混ぜ合わせた色合いです。
クリーム色に少し褐色を帯びたシックな花色
- カフェ・ラテは1輪咲きで、ボリュームのある波状弁です。
- 花弁はデリケートで傷みやすく、花もちはあまりよくない。
- カフェ・ラテの樹形は木立ち性で、枝ぶりはやや粗い。
- 栽培は上級者向きだが、難しいがゆえの魅力があるバラ。(挑戦したくなるバラですヨ)
- 耐病性は、うどんこ病に弱いので週に1回以上の薬剤散布が必要。黒星病には普通だが、月3~4回の散布で万全を期したい。
- うどんこ病は、生長点(新梢)に発生します。黒星病と異なる点は、治療薬が存在することです。発病初期に対応すれば、治すことが可能です。
- うどんこ病の防除:月間3~4回以上の定期的な薬剤散布が必要です。その他の、うどんこ病に対する注意点は、気温15~25℃になると発生しやすくなる。比較的気温が冷涼で、雨が少なく乾燥した状態や、チッ素肥料のやりすぎで枝葉が茂りすぎたり、密植して日当たりや風通しが悪い環境でも発症しやすくなります。
花枝が真っ直ぐに伸びるので切り花にも適する
- 作出国:オランダ
- 作出年:2005年
- 作出者:De Ruiter Innovations BV
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配親:実生 × 実生
- 咲き方:四季咲き
- 花形:波状弁咲き
- 花径:大輪(11cm・花弁数35~40枚)
- 香り:中香(ミルラ香)
- 樹形:直立性
- 樹高:150cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2015年5月
栽培は難しいがゆえに楽しさがある
バラ園の風景:
園芸メモ:這い性(はいせい・はいしょう)⇒植物の枝や根が、地面を這うように伸びていく性質のこと。這い性植物は、地面を這うグラウンドカバーとして利用される。(広い庭や公園など)