黒蝶 バラ-黒赤色バラ特有の日焼けが無い-イパネマおやじ
黒蝶 (Kurocho) は、横張り性で株高が100cm程の小じんまりした樹形です。開花するとロゼット咲きになり、正に黒赤色になります。花弁の表面が、ブルーイング状になるのが特徴です。
高芯咲きから深みのある黒赤色のロゼット咲き
- 黒蝶は数輪の房咲きになり、花つきがよいバラ。
- 咲ききってもロゼット咲きを保ち、美しさが長持ちする。
- 弁質が優れていて、花もちがよい強健種。
- 黒バラに特有の日焼けによる縮れが少ない品種。
- 黒蝶の耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。月間3~4回の定期的な薬剤散布は必要。
- 薬剤散布について→健全育成しているものは、耐性も強く回復力も高いといえます。病害虫対策を考えるとき、つい薬剤に頼ってしまいますが、まずはそのバラが弱ってきた原因を同時に考える必要があります。
- 園芸品種のバラは原種に比べて耐病性、耐害虫性が弱い傾向にありますので、最近では予防的なオーガニック栽培も増えてきています。
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赤色バラの弱点は日焼けですが黒蝶は強くて縮れも少ない
- 作出国:日本
- 作出年:2005年
- 作出者:京成バラ園芸
- 系統:[F] フロリバンダ
- 交配親:
- 咲き方:四季咲き
- 花形:ロゼット咲き
- 花径:中大輪(9cm・花弁数17~25枚)
- 香り:微香
- 樹形:半直立性
- 樹高:120cm
- 撮影:京成バラ園 2014年5月
黒バラ特有の日焼けによる縮れがない
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:ブルーイング⇒赤色品種にみられる特有の現象で、開花した後に花色が青味がかった色合いになること。