チャールズダーウィン バラ-黄色が少しくすんだ山吹色-イパネマおやじ

チャールズダーウィン (Charles Darwin) は、そのイングリッシュローズの中でも、最も大きなサイズの花を咲かせます。イングリッシュローズとは、系統としてはモダンシュラブローズに属するバラの品種群です。オールドローズの花容をしていますが系統は異なります。オールドローズとモダンローズの特徴を併せ持っているのが、イングリッシュローズの特徴ということになります。

イングリッシュローズの中でも最も大きな花径のバラ

枝茎が繊細で枝垂れるように開花する

  • シュートの発生は活発で、花つきがよい。
  • 花色はときにベージュがかる。とにかく強健でドンドン枝が増える。
  • 枝は細いが丈夫で、伸びた枝先は花の重さで枝垂れる。
  • トゲは少なく誘引しやすい。オベリスクなどで支えるのがよい。
  • 花後の剪定は、暖地では3分の1に、寒冷地では更に強めに切り込むと樹形が乱れにくい。
  • 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。10日に1回以上の定期薬剤散布は必要です。

弁質が優れていて花形がくずれにくい

少しくすんだ花色の大輪サイズ

深めのカップ咲きから開いていくと花芯が見える程になる

長い花枝の先に上向きに開花します

シュートの発生が活発で大株に生長します

バラの仕切りライン大

大輪の花形はくずれにくいカップ咲き

  • 品種名:チャールズダーウィン Charles Darwin
  • 作出国:イギリス
  • 作出年:1991年にDavid Austin が作出
  • 作出者:2001年にDavid Austin Roses Limited が発表
  • 系統:[S] シュラブ(イングリッシュローズ)
  • 交配親:実生 × 実生
  • 咲き方:四季咲き
  • 花形:カップ咲き
  • 花径:中輪(8cm・花弁数41枚+)
  • 香り:強香(ティー系)
  • 樹形:シュラブ(剪定して自立させる & 小型のつるバラ)
  • 樹高:150cm
  • 撮影:生田緑地ばら苑 2017年5月

葉は小さく葉数はあまり多くなく茂った感じはない

バラ園の風景:春の生田緑地ばら苑にて

生田緑地ばら苑の風景

園芸メモ・バラの栽培用語:テラコッタ(terra cotta)⇒イタリア語で「焼かれた(cotta)・土(terra)」のこと。陶器や建築用の焼き物を総称して呼んでいた。日本では、「素焼きの鉢」のことを指していて、主に園芸用語として使われています。釉薬を使っていないので、通気性や排水性に優れ、鉢栽培の植物にとってよい環境が維持できる。

バラの仕切りライン大