アンダーザローズ バラ-岩下篤也氏作出のシュラブ系統-イパネマおやじ
アンダーザローズ (Under the Rose) は、ツボミが開花した際はカップ咲きだが徐々にロゼット咲きへと変わります。細長い繊細な枝先に数輪の房咲きに濃赤色の花をつけます。基本は自立するが真っ直ぐに200cm以上にも伸長するので誘引が必要です。枝は細いのですが堅くて折れやすいので、枝を曲げて誘引する際には優しく扱いましょう。
ダマスク香にフルーティーな香りがのる
- 2~3輪の房咲きになり、花つきは中程度。
- 枝は細立ちで直立はするが、自立するのは難しいので、パーゴラや壁面への誘引が必要。
- 枝は堅めで折れやすいので、つるとして誘引するのに手間がかかる。
- 花弁が開ききると赤色から少し紫色がかる
- 耐病性は、うどんこ病には弱い。黒星病には強い。
- うどんこ病の防除⇒ツボミや葉・新芽の一部に、うどん粉のような白い粉が着いていたらうどん粉病です。白い粉のようなものは、カビの一種です。ツボミや新芽は萎縮してしまいますが黒星病のように落葉することはありません。しかし、株の生育が衰えるので、発症した部位を速やかに取り除きましょう。
枝は細くて繊細だが堅くて折れやすい
- 品種名:アンダー ザ ローズ Under the Rose
- 作出国:日本
- 作出年:2010年
- 作出者:岩下篤也 氏
- 系統:[S] シュラブ
- 交配親:Francis Dubreuil × 未発表
- 咲き方:四季~返り咲き
- 花形:ロゼット咲き
- 花径:中大輪(9cm・花弁数41枚+)
- 香り:強香(ダマスク香+フルーツ香)
- 樹形:シュラブ樹形匍匐タイプ
- 伸長:250cm
- 撮影:横花イングリッシュガーデン 2017年5月、2018年5月
オールドローズの特徴が現れるシュラブ系統のバラ
バラ園の風景:横浜のバラ園にて
園芸メモ:遅効性肥料⇒肥料を施した後、長期間にわたり緩やかな効果がある肥料。徐々に微生物が分解する有機質肥料や、表面をコーティング加工して溶けにくした化成肥料を使います。