エアシャースプレンデンス バラ-野性種の強さをもった品種-イパネマおやじ
エアシャースプレンデンス (Ayrshire Splendens) は、オールドローズの中のエアシャー(Ayr )系統のバラです。Ayr系統とは、ロサ・アルウェンシス (Rosa arvensis) を素に、スコットランドのエアシャーで育成されたのでエアシャー系統と呼ばれます。
丸い抱え咲きのツボミから徐々に開花する
- 3~5輪の房咲きになり、花つきがよい。
- このページの画像はつる仕立てだが修景用としても育ちます。
- しなやかな枝は伸長力がありつるバラとして壁面やパーゴラなどに誘引しても映える。
- 匍匐(ほふく)しながら横へ広がるのでグランドカバーにもなる。
- 耐病性は、うどんこ病には強い。うどんこ病には普通。
- うどんこ病対策⇒ツボミや葉、新芽の一部がうどん粉のような白い粉が着いているのがあったらうどん粉病です。
- 白い粉のようなものは、カビの一種です。ツボミや新芽は萎縮してしまいますが黒星病のように落葉することはありません。しかし、株の生育が衰えるので、早めに発症した部位を取り除きましょう。
※ 手入れや病害虫の対策⇒詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。
しなやかな細枝性で横に這いながら伸長する
- 品種名:エアシャー スプレンデンス Ayrshire Splendens
- 作出国:イギリスで発見された
- 作出年:1837年以前
- 作出者:不詳
- 系統:[Ayr] エアシャー
- 交配親:不詳
- 咲き方:一季咲き
- 花形:カップ咲き
- 花径:中輪(花弁数・17~25枚)
- 香り:中香(ミルラ香+ダマスク香)
- 樹形:匍匐性
- 伸長:400cm
- 撮影:花菜ガーデン 2017年5月
横に広がり登坂性もあるのでつるバラとして育てるのもよい
バラ園の風景:曇り空の花菜ガーデン
園芸メモ・バラの栽培用語:取り木⇒ 参考ページ「ガーデニング 取り木で増やす」
幹や枝から増殖をさせる栄養繁殖の一つ。親株の枝を土に埋めたり、樹皮を傷つけて水ゴケで覆って、先に発根させてから、本体から切り離すので失敗が少ない。