ノイバラ バラ-純白の5弁花で円錐状の大房になる-イパネマおやじ
ノイバラ (Rosa multiflora) は、現在のバラの性質に房咲き性をもたらした原種。北海道から九州まで、沖縄県を除く日本全国に自生しています。早咲き性で、円錐状の房咲きになります。
トゲが少ないので扱いやすく育てやすい野生種
- 円錐状の房になって咲く。
- 早咲きで、花もちは悪いが花がらを残すと秋になって見事な赤い実がつきます。
- シュートは弓状に伸長して、コンモリとした株姿になる。
- 伸びた枝は誘引が可能、冬剪定で短く切り詰めすぎると花が咲かない。
- ポリアンサ系、フロリバンダ系、ハイブリッド・ムルティフローラ系の交配親となった原種。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに強い。無農薬栽培も可能。
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株元からのシュートの発生が活発でよく茂る
- 品種名:ノイバラ Rosa multiflra (ロサ ムルティフローラ)
- 作出国:日本
- 作出年:不詳
- 作出者:不詳
- 系統:[Sp] 原種
- 交配親:
- 咲き方:一季咲き
- 花形:一重咲き
- 花径:小輪(4cm・花弁数4~8枚)
- 香り:中香(スパイス香)
- 樹形:つる性
- 樹高:300cm
- 撮影:花菜ガーデン 2017年5月
バラ苗の台木としても利用されスタンダード仕立てに多くみられる
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:ノイバラ⇒原産地は、日本、朝鮮半島。河原などの水辺で、日当たりがよい場所に自生しているバラの一品種。園芸では、ノイバラ自体を楽しむために育てることは少なく、バラの台木として利用するために育てられることが多い。