アランティッチマーシュ バラ-球状のカップ咲きでうつむいて咲く-イパネマおやじ
アラン ティッチマーシュ (Alan Titchmarsh) は、オールドローズの持つ性質を色濃く受け継いだバラです。特に病気に強くその耐病性は特筆ものですね。
たくさんの花びらが重なり大輪の花を咲かせる
- 2~3輪の房咲きになり、花つきは普通。
- 弓を描くように伸びる枝は、やがてバランスのとれたシュラブになる。
- 木立ち性のように樹高を低くして仕立てることも出来るが、秋には樹形が乱れやすい。
- イングリッシュローズも夏剪定(8月下旬~9月10日迄に)をしましょう。秋の開花がより美しくなります。
- 夏の剪定では、上部1/3を目安に切り戻します。
- 落葉して枝先にしか葉がない状態の場合、弱い剪定にして葉のある部位で切り戻す。
- 冬の剪定を控えめにして、伸長した枝を低いフェンスなどに誘引して仕立てると映える。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともにとても強い。病気に強い品種も、月間1回程度の薬剤散布をして予防対策をしておくことで、より順調な生長が促進されます。
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強健で病気にかかりにくい性質です
- 品種名:アラン ティッチマーシュ Alan Titchmarsh
- 作出国:イギリス
- 作出年:2005年
- 作出者:David Austin
- 系統:[S] シュラブ(イングリッシュローズ)
- 交配親:
- 咲き方:四季~返り咲き
- 花形:カップ咲き
- 花径:大輪(10cm・花弁数41枚+)
- 香り:強香(ダマスク香)
- 樹形:シュラブ・横張りタイプ
- 樹高:170cm
- 撮影:花菜ガーデン 2017年5月
イギリスで人気のある育苗家ティッチマーシュ氏に因んで名付けられました
バラ園の風景:春の谷津バラ園
園芸メモ・バラの栽培用語:オールド ローズ⇒1867年に「ラ・フランス」が誕生する以前から栽培されていた、原種系や古典的なバラ。しかし、あくまで便宜的な分類で、品種の性質や樹形などを厳密な内容を表す用語ではありません。性質や樹形など、詳細な識別をする場合は、系統による分類が優先されています。(モダン ローズの対義語)