マダムカロリーヌテストゥ バラ-オールドローズからモダンローズ誕生の礎になった品種-イパネマおやじ
マダムカロリーヌ テストゥ (Mme. Caroline Testout) は、19世紀にバラの世界にモダンローズが誕生した、そのキッカケになったのが「ラ・フランス」です。そのバラと比べても、決して遜色がなくむしろ、バラとしての完成度は上回っていると評価されている品種です。
ハイブリッドティー系統が誕生した際の代表的品種
- 1輪咲きになり、枝は真っ直ぐに伸びて株のまとまりがよい。
- リヨンの魔術師と称された、ペルネ・デュッシェが19世紀に作出したバラ。
- 初期のHT種らしい風情を感じさせる、細い枝にうつむき加減に開花する。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。当品種は1週間~10日に1回以上の定期的な薬剤散布は欠かせません。
- 例え、病気に強い品種でも、月間1回程度の薬剤散布をして予防対策をしておくことで、順調な生長が期待できます。
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弁質が優れていて雨などによる傷みが少ない
- 品種名:マダム カロリーヌ テストゥ Mme. Caroline Testout(和名:聖代)
- 別読み:マダム キャロライン テストゥ
- 作出国:フランス
- 作出年:1890年
- 作出者:Joseph Pernet-Ducher
- 系統:[HT] ハイブリッドティー
- 交配:Madame de Tartas × Lady Mary Fitzwilliam
- 咲き方:四季咲き
- 花形:剣弁抱え咲き
- 花径:大輪(10cm・花弁数17~25枚)
- 香り:中香
- 樹形:直立性
- 樹高:130cm
- 撮影:花菜ガーデン 2017年10月
樹勢はそれほど強くないが耐寒性に優れている
バラ園の風景:
園芸メモ・バラの栽培用語:芽出し肥⇒芽がでるとき、その生長を助けるために施す肥料のこと。