レディダンカン バラ-柔らかいピンク色の一重咲き-イパネマおやじ
レディダンカン (Lady Duncan) は、枝が横に広がるように伸びて自然な樹形に生長します。素朴でオールドローズの趣が強い、ハイブリッド・ルゴサ系統です。
大小のトゲが枝を覆うようにある
- 数輪の房咲きになり、花つきは普通だが花もちがよい。
- 伸長力が強く、匍匐するように横へ伸びていきます。
- トゲが多いので、支柱などに誘引するよりも、自然樹形で石垣などに下垂させるとよい。
- 耐病性は、うどんこ病、黒星病ともに普通。1週間~10日に1回以上の定期的な薬剤散布は欠かせません。
※ バラの手入れや病害虫の防除:詳細はトップページの「バラの園芸・作業」をクリックしてください。
明緑色の葉はハマナスに似ている
- 作出国:アメリカ
- 作出年:1900年
- 作出者:Jackson T. Dawson
- 系統:[HRg] ハイブリッド・ルゴサ
- 交配:Rosa rugosa Thunb. × Rosa wichuraiana Crép. (synonym)
- 咲き方:一季咲き
- 花形:一重咲き
- 花径:中輪(8cm・花弁数4~8枚)
- 香り:微香
- 樹形:つる性
- 樹高:400cm
- 撮影:生田緑地ばら苑 2017年5月
経年とともに丈夫で太い枝に生長する
バラ園の風景:
- 園芸メモ・バラの栽培用語:ハイブリッド・ルゴサ [HRg]⇒
- 日本産の原種の中でも、最も北の地に自生するハマナシの仲間。「浜辺に育ち梨のような実を付ける花」という意味で、「浜梨・ハマナシ」と呼ばれる。ハマナスは、この浜梨が訛ったものとされています。
- 19世紀には、ハマナスの交雑種がフランスなどで栽培されていたとされます。枝は大小のトゲがあり、樹形は堅固なイメージでシュラブ系統の品種が多く存在します。ローズヒップが大きく育ち、その美しさは花にも劣らぬ楽しみを与えてくれます。