キバナコスモス 季節の花-花径5cm程の黄色やオレンジ色の花-イパネマおやじ
キバナコスモス (Sulfur Cosmos) は、夏から秋に咲き、花後は枯れる一年草です。名前の通りコスモスの一種ですが、花色は黄色や橙色など暖色系の明るい花色で、日本で自生している、水彩カラーの可憐なイメージのコスモスとは異なりますね。花は一重咲きと八重咲きがあるが、園芸品種として流通している多くの品種が八重咲きです。
普通のコスモスより暑さに強い
- 分類:キク科コスモス属 / 原産地:メキシコ
- 別名:(和名:黄花秋桜)
- 学名:Cosmos sulphureus
- 英名:Sulfur cosmos
- 園芸分類:一年草 / 耐寒性(弱い)、耐暑性(強い)
- 草丈・樹高:50~60cm(矮性種20~30cm)
- タネまき適期:4月~7月
- 苗の植え付け・植え替え:4月中旬~7月
- 開花期:6月~10月
- 栽培方法:地植え、コンテナ(植木鉢、プランター) ※記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。(寒冷地、暖地では、環境に合わせた栽培を確認してください)
- 特徴
- 海外から渡来したのは大正時代ですが、広く栽培されるようになったのは1960年代後半になってからで、国内で見慣れていた淡い花色の繊細な印象の花にはない、明るくて華やかな花色の”サンセット”などの新しい品種が作出されるようになり、急速に広まりました。
- キバナコスモスは、秋になると開花する一般的なコスモスとは、同じ属だが別種の品種です。初夏の花期になると茎の先端に花径4~6cmのコスモスによく似た花を咲かせます。園芸品種として出回っているのは、一重咲きと八重咲き品種がありますが多くは八重咲きです。
- やせた土壌でもよく育ち、花期が長く暑い夏の日差しにも耐えて、鮮やかな花を次々と咲かせて楽しませてくれます。
- 用土
- 水はけがよい土壌であれば、特に選ばずに育ちます。
- 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)6:腐葉土4:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
- 地植えの場合、定植する場所の土をよく耕して腐葉土を混ぜ込んでおきます。
- 肥料
- 鉢植えの場合、植えつけの時に用土の中に緩効性の化成肥料を、少し混ぜ込んでおきます。
- 地植えの場合、腐葉土などの有機質を含んだ肥沃な土であれば肥料は必要ありません。
- 生育の状態をみて、必要があれば月1回を目安に液体肥料を施しましょう。
こぼれ種でも自然によく増える
- 植え付け・植え替え
- 適期は、4月中旬~7月です。
- 水はけがよく、適度に水持ちのよい湿り気のある土がよいが、あまり選ばずに育ちます。
- 枝葉がよく茂るので、株間は20cm以上空けて植えつけます。
- タネまき
- 適期は、4月中旬~7月です。発芽温度は20~25℃。発芽に要する期間は、1週間~12日前後です。
- プランターや花壇などに、直まきで育てます。筋まきや点まきをしますが、株間は20cm位を保ちましょう。
- 発芽後50~60日で開花します。春にまくと夏には咲き、夏にまくと秋には咲きます。
コスモスより小型で葉幅が広い
- 水やり
- 鉢植えの場合、土の表面が乾いたタップリと水を施します。過湿を避けるために、毎日習慣として水を施すのは避けましょう。
- 地植えの場合、自然にまかせればよいでしょう。
- 手入れ
- 花がら摘み→種子を採取しない場合は、花後の枯れた花や茎の上部を切り取ります。
- 病気→特になし
- 害虫→アブラムシ、ハダニ 風通しが悪いと発生しやすい。
- 種子の収穫
- 種子の収穫は、茶色くなってきたら、手で触ってみて自然に外れるようであれば収穫します。(晴れた日に収穫しましょう)
- 採取した種子は、日陰で乾燥させて新聞紙などえ包んで乾燥保存しましょう。
- 日当たり
- 日当たりのよい場所を好みます。
- 日照時間が足りないと、生育不良で花つきが悪くなります。
秋の草花たち: