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- イベリス (Iberis) の仲間は、アブラナ科マガリバナ属の一年草または多年草です。春になると多くの枝を伸ばした茎頂部に花序を見せて、花径1cm程の小花を咲かせます。春を彩る季節の花の一つです。
- 咲き進むと共に、花序の中央が盛り上がり周囲に花を付けます。花形は4弁花で、外側の2弁が大きくて内側の2弁はその1/2程のサイズで、小花が多数集まって大きな花房になります。花色は、白色、ピンク、赤色などがあります。
一年草と多年草の2タイプがある
- 分類:アブラナ科マガリバナ(イベリス)属 / 原産地:西南アジア、北アフリカ、地中海沿岸
- 別名:トキワナズナ、マガリバナ、キャンディタフト
- 学名:Iberis
- 英名:candytuft
- 園芸分類:一年草・多年草 / 耐寒性(強い)耐暑性(強い・多年草種)
- 草丈:10~60cm
- 開花期:4~6月
- 栽培方法:地植え、コンテナ(鉢植え、プランター)
- 特徴
- イベリスの仲間は、西南アジアから南ヨーロッパl北アメリカに約50種以上が分布しています。日本へ渡来したのは明治時代です。以来春の訪れを知らせる花として人気が高く、広く栽培されています。
- 近縁種 アブラナ科マガリバナ属
- イベリス・アマーラ(Iberis amara)→一年草または多年草。草丈25~30cmで、花序が咲き進むと中心が盛り上がり穂状になる。白色の4弁花を多数咲かせる。
- イベリス・クレナータ(Iberis crenata)→一年草または多年草。草丈は10cm未満で、花序が咲き進むと中心が盛り上がり圃場になり4弁花を付ける。花弁の外側の2枚が大きく、内側の2枚は1/3程の大きさ。開花期は5月です。
- イベリス・センペルウィレンス(Iberis sempervirens)→多年草。草丈は20~30cmで、茎頂部に花序を見せ、花径1cm程の4弁花を咲かせる。小花だが、4枚の花弁の外側2枚は、大サイズに比して内側の2枚は半部くらいのサイズ。茎は匍匐性で地表を横に広がりながら伸びていく。
直根性なので移植を嫌う
- 用土 水はけがよく中性~弱アルカリ性の土壌を好みます。
- 鉢植えの場合、市販の草花用に水はけをよくするために鹿沼土(小粒)か川砂を2割程混ぜ込んだ土を使います。または赤玉土(小粒)6:腐葉土4:の割合で混ぜ込んだ土を使います。(用土に、市販の草花用培養土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので元肥は控えめにします)
- 地植えの場合、掘り上げた土に対して腐葉土2~3割を混ぜ込んでおきます。(水はけが悪い土壌なら、更に川砂などを1~2割混ぜ込む)
- 地植えの場合、酸性気味の土壌ならば、定植する場所の土をよく耕して苦土石灰を混ぜ込んでおくとよく育ちます。
- 肥料
- 一年草の鉢植えの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、必要ありません。
- 多年草の鉢植えの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、春と秋に少量の緩効性化成肥料を置肥します。
- 地植えの場合、植え付ける前に元肥として少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、春と秋に少量の緩効性化成肥料を置肥します。(一年草の追肥は不用)
- 置肥をする際には、株元は避け枝先の端下の地表部に撒きます。
- タネまき
- 適期は、一年草タイプは9月下旬~10月中旬、多年草タイプは3月~4月です。直根性なので移植を嫌うため、直まきかビニールポットにまきます。覆土はタネが軽く隠れる程度。発芽適温は15~20℃です。
- 植え付け
- 苗の植え付け適期は、春が4~5月、秋は10月です。
- 「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた土壌に、植え付けていきます。
- 鉢植えの場合、鉢底石を敷き植え付けます。定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。
- 地植えの場合、根鉢の2倍の深さと直径2.5倍の植え穴を掘り上げます。定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリと水を施します。
- 植え替え 移植を嫌う性質なので根を傷めないように注意します。
- 適期は、春が4~5月、秋は10月です。(一年草は花後に枯れるので不用)
- 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために鉢から根が伸び出てきたら、年1回を目安に行いましょう。根鉢を崩さないように、ソッと抜き取り新しい用土と元肥を入れた一回り大きな鉢に植え替えます。
- 地植えの場合、移植と嫌う性質なので基本は必要ありません。
タネまきは直まきかポットにまいて管理する
- 水やり
- 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。
- 地植えの場合、基本的には必要ありません。
- 手入れ
- 花がら摘み:花後の枯れた花や茎の上部を切り取ります。
- 病気→灰色かび病
- 害虫→アブラムシ、コナガ
- 日当たり
- 日当たりと風通しのよい場所を好みます。
- 地植えの場合、植えつける前に場所の環境をチェックして水はけのよい場所を選ぶ。多年草の場合、高温多湿にならないように管理します。