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- コンボルブルス (Convolvulus) の仲間は、つる性から一年草、多年草、小低木まで様々な性質があります。大半は雑草ですが、花の美しい幾つかの種が観賞用として栽培されています。5月頃になると花径2~5cmの水彩色系の花色をした漏斗形の花を咲かせます。
- 開花期は5月~7月で、1つの花の寿命は2~3日と短く、夜間や雨の日など曇りや暗い時は花を閉じています。1個の花は短命ですが、次々と花を付けて長期に亘り開花します。
開花期は5月~7月前後
- 分類:ヒルガオ科セイヨウヒルガオ(コンボルブルス)属 / 原産地:地中海沿岸
- 別名:セイヨウヒルガオ、アオイヒルガオ
- 学名:Convolvulus
- 園芸分類:一年草、多年草、低木 / 耐寒性(強~弱)、耐暑性(強~中程度)
- 草丈・樹高:10~60cm
- 苗の植え付け期:4月~5月
- タネまき適期:4月~5月(コンボブルス・トリカラー種)
- 挿し木:5月~6月、9月中旬~10月
- 開花期:5月~7月
- 栽培方法:地植え、(鉢植え、プランター)、グラウンドカバー
- 特徴
- コンボルブルスの仲間は、地中海沿岸地方を中心に、世界中の温帯~亜熱帯地域に200~250種が分布しています。その性質は一年草、多年草、つる性、低木と様々ですが、この多数あるヒルガオ科コンボルブルス属の種を総称して「コンボルブルス」と呼んでいます。
- 近縁種・園芸品種
- コンボルブルス・クネオルム(Convolvulus cneorum)→常緑多年草(寒冷地では一年草扱い)草丈50~100cm。多く分枝して低い山伏になる。茎先に花序を見せ多くの花を咲かせる。花径4~5cmで漏斗形の白花を咲かせr。
- セイヨウヒルガオ(C. arvensis)→多年草(または一年草)つる性で、匍匐または巻き付いて伸長する。つる丈は40~150cmで、枝先に3~8cmの花序を見せる。花径2~3cmで、広漏斗形になり、花色は白色~ピンク色。
- アオイヒルガオ(C. althaeoides)→つる性多年草。直立またはつる状に伸長。多くを分枝してつる丈は50~150cm程。花径4~5cmで、漏斗形。花色は淡い桃紫色。
温暖で日射しの多い乾燥気味の環境を好む
- 用土 水はけのよい土壌を好みます。
- 鉢植えの場合、市販の山野草用培養土がよいでしょう。(あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥を施します)
- 地植えの場合、掘り上げた土に対して鹿沼土や腐葉土2~3割を混ぜ込んでおきます。(水はけが悪い土壌なら軽石や川砂などを1~2割混ぜ込む)
- 肥料 夏期は肥料が残らないようにする
- 鉢植えの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、4~5月、秋は9月下旬~10月に、月1回程度緩効性化成肥料を置肥します。
- 地植えの場合、定植後の施肥は、4~5月、秋は9月下旬~10月に、月1回程度緩効性化成肥料を置肥します。
- 置肥をする際には、株元は避け枝先の端下の地表部にまきます。
- タネまき
- 一年草のトリカラーはタネまきをします。適期は、4~5月です。暖地では秋まきも可能です。花壇に直まきするか、ポットまきしてから育て植え替えます。直根なので根を傷めないように注意しましょう。
- 植え付け
- 苗の植え付け適期は、4月~5月です。
- 「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた土壌に、植え付けていきます。つる性の品種は、あらかじめトレリスや塀など絡ませる用具を設置しておく。
- 鉢植えの場合、鉢底石を敷いてから植え付けます。定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を鉢に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。
- 地植えの場合、根鉢の2倍の植え穴を掘り上げます。定植したら、用土を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリと水を施します。
- 植え替え
- 適期は、3月中旬~4月上旬、9月下旬~10月です。
- 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために鉢から根が伸び出てきたら、2年に1回を目安に行いましょう。直根なので根鉢を崩されるのを嫌います。あまり崩さずに丁寧に新しい用土と元肥を入れた一回り大きな鉢に植え替えます。
- 地植えの場合、基本は必要ありません。
- 挿し木
- 適期は、5月~6月、秋が9月下旬~10月です。茎の先端を6~8cmの長さに切り取り挿し穂にします。
直根性なので根鉢は崩さないで植え替える
- 水やり
- 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。過湿に弱いので、控えめに施しましょう。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
- 地植えの場合、基本的には必要ありません。
- 手入れ
- 切り戻し→春から秋の開花期は、花後の花茎や乱れた枝などを、継続して切り戻します。
- 花がら摘み→花後の枯れた花は茎の元から切り取ります。
- つるの誘引→伸長するつるを適時誘引してやりましょう。
- 病気・害虫→特になし