人気の黄色のバラ１０-No.１ 花色で探す-つるバラ系統-イパネマおやじ
- バラの新苗は、４月中旬から夏まで苗が流通します。前回の「人気のつるバラ 赤色つるバラ１０」に、よい苗の選び方のポイントを書きました。詳細は、前回を参照してください。
- バラの生長形態は、大まかに分けると｢四季咲き木立性」と「つる性」の２つです。当ページでも、花名の前に「つる」と付いているのは、枝変わり品種です。例えば本来はHT種だったものが突然変異により違う性質（ハイブリッドティー系統→つる性系統）に変化したものです。元々つる性として作出された品種は、「つる○○」とは名付けられていません。
- つるバラといえば、枝先がグングン伸びて壁面や支柱に巻き付いて伸長していく性質のバラというイメージでしょうか。その中でも、「クライミング」「ランブラー」「シュラブ」の３系統に分類されます。
- 「クライミングローズ」→最もつるバラらしい性質の系統です。これも大別すると２種類があります。元々つるバラとして作出された品種、もう一つは四季咲きの木立ち性のバラが枝変わり（突然変異）によって誕生した品種があります。つるバラ系統の中でも品種数と個性豊かな性質が特徴です。ちなみに、枝変わりによって産まれた品種は、「つる○○」のように元となった木立ち性品種の名前が付けられています。近年では、四季咲き性の品種が多く作出されています。
- 「ランブラーローズ」→その品種の起源となった原種により分類されています。例えば、日本のばらの仲間である（野ばら）や（照葉ノイバラ）、その他にロサ・セティゲラとロサ・モスカータなどを交配親とする品種群の総称です。多くの品種は、小輪房咲きで春のみの一季咲きで、枝の伸長力が旺盛でとても花付きがよいのが特徴です。
- 「シュラブローズ」→このサイトの中でも、一つのグループ系統として扱っています。上記の２つの分類に属せない、つる性品種をまとめた系統です。仕分けの扱いが難しい品種の集合体というグループです。
- 植え付け適期は４～６月
つるミセス ps デュポン（Mrs. Pierre S Dupont Climbing）→ サイト内ページ
枝が細くて誘引がしやすいつるバラです。同名のHT種の枝変わり品種です。軽いティー系の芳香がアル。
アトール ’９９（Atoll ‘９９）→ サイト内ページ
誘引しやすく、四季咲き性です。純黄色の明るい花色で、繰り返し咲く四季咲き。半つる性のシュラブ系統のバラです。伸長（樹高）は約２００ｃｍ。
サイレンスイズゴールデン（Scilence is Golden）→ サイト内ページ
鮮やかな山吹色から黄色へ変わります。２０１０年に Dickson が作出した、つるバラを代表するランブラー系統のバラ。
エバーゴールド（Evergold）→ サイト内ページ
ラージ・フラワード・クライマー系統で一季咲きです。花つきがよい中輪サイズで、つるの伸長は３ｍ以上の大型の樹形になる。花径８ｃｍ程の中輪サイズの黄色系バラです。
植え付け前につるの伸長するスペースを確認
つるピース（Cl Peace）→ サイト内ページ
名花ピースの枝変わりのつるバラです。１輪咲きの巨大輪サイズで、花枝が短く枝全体に花を付けます。植え付けてから経年とともに枝が太くなり丈夫なシュートを多数のばすようになります。性質は、HT種のピースと同じ。
つるゴールドバニー（Cl Gold Bunny）→ サイト内ページ
早咲きで３～５輪の房咲きになり、つるの伸長は２５０ｃｍで、花もちがよく開花後も花弁の褪色が少ない。フロリバンダ種ゴールドバニーの枝変わり品種です。
つるグランメールジェニー（Cl-Grand ‘mère Jenny）→ サイト内ページ
名花ピースの直径の子孫です。黄色の大輪に淡い桃色の覆輪が入る半剣弁高芯咲きのつるバラです。
つるバラは全般的に育てやすい品種が多い
スペクトラ（Spectra）→ サイト内ページ
鮮やかな黄色の花弁にオレンジ色の覆輪が入ります。原産地のフランスではHT系統に分類されていますが、日本の気候ではつるの生育が盛んになり、伸長が２ｍ以上にも及ぐので、つる性として扱われています。咲き方は、四季咲き～返り咲きという性質で、気ままに返り咲きます。
シュネーバルツァー（Schneewalzer）→ サイト内ページ
花枝が短く咲き揃うとブーケのようになります。花形は整った半剣弁咲きの大輪サイズです。花枝が短く数輪の房咲きになります。返り咲きをして秋まで気ままに咲きます。
つるスマイリーフェイス（Cl Smiley Face）→ サイト内ページ
レモンイエローの大輪花を咲かせる大型のつるバラです。花弁の中心が色濃く弁端が薄い色合いになる。花形は丸弁平咲きで、花径１０ｃｍ程の大輪サイズのつるバラです。
