オキシペタラム 季節の花-暑さに強く初夏~秋まで咲く-イパネマおやじ
- オキシペタラム (blue milkweed) は、ブラジス、ウルグアイ原産の多年草です。澄んだ青色の花で、春から秋まで長く咲き続けます。花色は、水色~青色~淡いピンク色へ変化します。他にも、花色が白色やピンク色や花形が八重咲きの園芸品種もあります。一般的に、ブルースターの名称でも種苗が流通しています。
- 寒さに弱いので、一年草扱いする場合も多いです。氷点下にならない地域であれば、屋外での冬越しも可能ですが、凍結する場所では株元にマルチングをするなどの凍結防止対策が必要です。
白い樹液はカブレやすいので要注意
- 分類:キョウチクトウ科トゥイーディア属 / 原産地:ブラジル、ウルグアイ
- 別名:ブルースター、ルリトウワタ
- 学名:Tweedia caerulea (= Oxypetalum caeruleum)
- 英名:blue milkweed, southern star
- 園芸分類:多年生草本(地植え一年草) / 耐寒性(やや弱い)、耐暑性(強い)
- 草丈・樹高:40~100cm
- 苗の植え付け適期:4月中旬~7月上旬
- 植え替え適期:4月中旬~5月上旬
- タネまき適期:4月中旬~5月上旬
- 挿し芽適期:6月~9月
- 開花期:7月~11月
- 栽培方法:地植え、コンテナ(鉢植え、プランター)
- 特徴
- 学名は、元々はOxypetalum caeruleum で呼ばれるていましたが、最近は Tweedia caerulea に変更され、当該名が主流となっています。(研究が進化しているんでしょうが、それにしても学名の変更は多く見かけますね)
- 近縁種
- ブルースター(Tweedia caerulea )→別名は、ブルースター。和名はルリトウワタ。ブラジル、ウルグアイ原産の多年草。草丈40~100cm。
- ホワイトスター(Tweedia caerulea ‘White star’)→園芸品種。純白の花を多数咲かせます。
- ローズスター(Tweedia caerulea ‘Rose star’)→園芸品種。明るいピンク色の花を咲かせる。悦名は、ピンクスターとも呼ばれる。
欧米ではラッキーカラーとして贈り物にする
- 用土
- 鉢植えの場合、市販の草花用培養土または赤玉土(小粒)6:腐葉土3:パーライト1:の割合で混ぜ込んだ土を使います。(用土に、市販の草花用培養土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥を施します)
- 地植えの場合、掘り上げた土に対して植物性堆肥や腐葉土2~3割を混ぜ込んで水はけのよい環境を作っておきます。(酸性土壌には苦土石灰を、1㎡当り2握りを混ぜ込む)
- 肥料
- 鉢植えの場合、鉢底石を敷いてから苗を定植後の施肥は、生長期(4月~9月)に、月1回緩効性化成肥料を置肥します。または、月2~3回薄めの速効性液体肥料を施します。
- 地植えの場合、定植後の施肥は、生長期(4月~9月)に、月1回程度で緩効性化成肥料を置肥します。または、月2~3回薄めの速効性液体肥料を施します。
- 植物の根に直接肥料が触れないように注意します。真夏や冬の施肥は控えます。
- タネまき
- 適期は、4月中旬~5月上旬です。小鉢かジフィーセブンに直まきします。覆土は5mmが目安、発芽まで20日程かかるので水を切らさないように明るい日陰で管理。(多くの苗を育てる場合は、セルトレーが便利です)地植えで定植する際の土壌には、1㎡当たり完熟堆肥約3kg:緩効性化成肥料約50g:苦土石灰約50g:を混ぜ込んでおきます。株間は20cm。65cmプランターだと3~5本が目安でえす。(直根性で根を切られるのを嫌うので丁寧に扱う)
- 植え付け やや乾燥気味を好むので風通しのよい場所が適する
- 苗の植え付け適期は、4月中旬~7月上旬です。
- 鉢植えの場合、鉢底石を敷き、根鉢の根を傷めないように定植したら、用土を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を鉢に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。(65cm深型プランターだと3株が目安)
- 地植えの場合、根鉢を崩さないように定植したら、用土を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリと水を施します。株間は20cm位空けて植え付けます。
- 植え替え 直根性で根を切られるのを嫌います
- 適期は、4月中旬~5月上旬です。
- 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために鉢から根が伸び出てきたら、1~2年に1回を目安に行いましょう。根鉢を1/3程軽く崩して古い土を落として、新しい用土とを入れた1回り大きな鉢に植え替えます。
- 地植えの場合、基本は必要ありません。
- 挿し芽
- 適期は、6月~9月です。挿し芽は、気温が高ければ何時でも可能ですが、出来れば猛暑前の6月初夏の頃または9月秋の頃がより適期です。当年枝の先端を挿します。(挿し木の詳細サイト内ページ)
水はけのよい少し湿り気味の土壌を好むが過湿は嫌う
- 水やり
- 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。過湿に弱いので、休眠期(冬)は控えめに施しましょう。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
- 地植えの場合、基本的には必要ありません。
- 手入れ
- 切り戻し→特に剪定する必要はないが、冬越し後に切り戻すと枝数が増えて、多くの花を咲かせます。
- 花がら摘み→花後の枯れた花がらは、小まめに摘み取りましょう。
- 支柱たて→草丈が長くなると倒れやすいので、支柱を設けましょう。
- 鉢の移動→梅雨の時期など、雨に長く当たると花や葉にシミが出来やすいので、鉢を移動させましょう。
- 害虫→アブラムシ
- 日当たり
- 日当たりと水はけのよい場所を好みます。