ヒューケラ 季節の花-寄せ植えなどに使いやすく人気の高い花-イパネマおやじ
ヒューケラ (Heuchera) は、豊かな葉色が魅力のリーフプランツです。春から初夏に開花する壺状の小花もシンプルな美しさがあります。葉が重なり合うように茂り、コンパクトな株姿にまとまるのでカラーリーフプランツとして寄せ植えなどに使いやすく、人気の高い植物です。常緑性の多年草で、一年を通じて草姿が乱れないので育てやすい草花です。耐寒性も優れているので、庭で育てることも可能ですが、真夏の暑さには、やや弱いので半日陰や広葉樹などの木陰になる場所で育てましょう。
一年を通してカラフルな葉を付ける
- 分類:ユキノシタ科ツボサンゴ(ヒューケラ)属 / 原産地:北米、メキシコ
- 別名:
- 学名:Heuchera
- 園芸分類:多年草 / 耐寒性(強い)耐暑性(普通)
- 草丈:20~60cm
- 苗の植え付け:3月~4月、秋は9月下旬~11月中旬
- 植え替え:3月、秋は9月下旬~11月中旬
- 株分け:3月、秋は9月下旬~11月中旬
- 挿し芽:6月、9月
- 開花期:5月~7月中旬
- 栽培方法:地植え、コンテナ(鉢植え、プランター) ※記載している各適期は温暖地での目安です。(温暖地以外の地域は、条件に合わせた栽培を確認してください)
- 特徴
- ヒューケラは、北アメリカに50~60種が分布するユキノシタ科ヒューケラ(ツボサンゴ)属の多年草です。以前から人気のある、ツボサンゴと呼ばれるヒューケラ・サンギネア(Heuchera sanguinea)が、数少ないカラーリーフの定番植物として栽培されてきました。近年は様々な葉色を持った園芸品種が流通するようになっていて、多くの品種を総称してヒューケラと呼ばれています。
- 近縁種
- ヒューケラ・サンギネア(Heuchera sanguine)→和名はツボサンゴ。ヒューケラの中では最も古くから栽培されている品種の一つ。主に岩場に自生して、朱色の小花を咲かせる。元となり作出された園芸品種には、葉に白色の斑が入る”モネ”や、赤色の花を咲かせる”ファイヤー・フライ”などがある。
- ヒューケラ・ビローサ(H.villosa)→白色の壺状の小花を付け、葉色は濃い紫色の美しいカラーリーフ。ヒューケラ種の耐寒性を持たせるために交配した種。その他にも、多くの葉色を持つ園芸品種があります。
- ヒューケラ・アメリカーナ(H. americana)→原産地はカナダ。多年草で、花茎は葉が付き長さ40~150cm。葉身はたまに斑が入り、広卵形~心形で長さ5~10cm。苞片は直立、先が緑色で花弁は直立して白色、ピンク色、あるいは紫色。開花期は6月~8月。
植え付けは深植えを避ける
- 用土 水はけがよい土壌を好みます
- 鉢植えの場合、赤玉土(小粒)4:鹿沼土4:パーク堆肥(又は腐葉土)2:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
- 地植えの場合、掘り上げた土に対して土壌改良用の牛ふん堆肥や腐葉土2~3割を混ぜ込んで、水はけのよい環境を作っておきます。(さらに水はけが悪い土壌なら川砂などを1~2割加える)
- 肥料
- 鉢植えの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。鉢底石を敷いて、苗を定植後の施肥は、春の3月~4月、秋の10月~11月に月2~3回薄めの速効性液体肥料を施します。
- 地植えの場合、植え付ける前に元肥として有機質肥料か緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の施肥は、特に必要ありません。
- 植え付け
- 苗の植え付け適期は、3月~4月、秋は9月下旬~11月中旬です。
- 「用土」と「肥料」の項目で準備しておいた土壌に、植え付けていきます。
- 鉢植えの場合、鉢底石を敷き、定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を鉢に戻します。植え付け直後にタップリの水を施します。(鉢植えの株間は5~6号鉢に1本、65cmプランターで3株が目安)
- 地植えの場合、根鉢の2倍の深さと直径2.5倍の植え穴を掘り上げます。腐植質の土壌を好むので牛ふん堆肥などを底に敷いて、定植したら、用土と元肥を混ぜ込んで用意しておいた先程の土を植え穴に戻します。植え付け直後にタップリと水を施します。(株間は20~30cm)
- 植え付け場所は夏場に直射日光が長く当たる場所を避け、半日陰か木漏れ日が当たる程度の場所が適しています。
- 植え替え
- 適期は、3月、秋は9月下旬~11月中旬です。
- 鉢植えの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために、2年に1回を目安に行いましょう。新しい用土と元肥を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。
- 地植えの場合、古株になると花立ちが悪くなるので、3~4年に1回は株分けを兼ねて植え替えましょう。
- 株分け
- 適期は、3月、秋は9月下旬~11月中旬です。3~4年に1回は堀り上げて株分けしましょう。1株に2~3芽を付けるようにして、ナイフなどで切り分けます。
- 挿し芽
- 適期は、6月、9月です。茎の先端を、10~15cm切り取り挿します。挿し床は、鹿沼土などの新鮮な用土を選びましょう。
日当たりを好むが暑さを嫌う
- 水やり
- 鉢植えの場合、土の表面が乾いたらタップリと水を施します。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
- 地植えの場合、基本的には必要ありません。乾燥が長期間に亘り続く場合は、水やりをしてください。
- 手入れ
- 花がら摘み→花後の枯れた花や枯れ枝は早めに取り除くと見映えがよくなります。花後の花茎は、付け根から切り落としましょう。
- 土寄せ→経年と共に、茎が立ち上がり草姿が乱れてきます。その際には、株元の露出した茎を覆うように土を寄せましょう。新しい根が出て株が若返ります。
- 害虫→アブラムシ、ナメクジ
- 日当たり
- 日当たりのよい場所を好みます。
- 夏場は直射日光に長く当たるのを避けましょう。鉢植えの場合、秋~春は日当たりのよい場所、花後~夏場は半日陰~日陰で風通しのよい場所へ移動しましょう。
- 地植えの場合、植えつける際に場所の環境をチェックして、それでも日当たりが厳しい場合は、寒冷紗などで直射日光を遮るようにします。広葉樹の茂る下など、日陰になる場所が最適です。