ソレイユドール バラ-黄色・オレンジ色系の基礎となったバラ-イパネマおやじ
ソレイユドール(Soleil d’Or)は、フランスの育種家ペルネ-デュシェが、この種を元に、黄色系のHFt(ハイブリッド・フォエティダ)系を作出した貴重なバラです。
オレンジ色系品種には珍しく返り咲く
- 早咲きで、花つきがよく満開時にはとても見応えある多花性。
- シュートの発生は普通だが、よく伸長して200cmにもなる。
- 耐病性は、うどんこ病には普通、黒星病には弱い。
- 黒星病の防除→鉢栽培の場合、肥料切れを起こしやすく、黒星病を多発させる原因ともなります。通常よりも多めの分量を施すなどの対応をしましょう。こまめに施すようにしましょう。黒星病は雨水の跳ね返りによって、土中の病原菌が葉に付着して侵入し、やがて黒くにじんだような斑点や、丸い黒斑が多数葉に表れます。発症した葉はやがて黄色くなって落葉します。斑点が現われることは病気の最終形態であり、感染した初期段階では見た目上の変化はありません。
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黒星病には弱いので定期的な薬剤散布が必要
- 作出国:フランス
- 作出年:1900年
- 作出者:Joseph Pernet-Ducher
- 系統:[HFt] ハイブリッド・フォエティダ
- 交配:Antoine Ducher × Persian Yellow
- 咲き方:返り咲き
- 花形:ロゼット咲き
- 花径:中輪(8cm・花弁数26~40枚)
- 香り:中香(フルーツ香)
- 樹形:半横張り性
- 樹高:150cm
- 撮影:花菜ガーデン 2019年5月
- 注:[HFt ハイブリッド・フォエティダ]→オールドローズ品種群に分類される。西アジアに自生するロサ・フォエティダという純黄色のバラがあります。ヨーロッパに渡り、現代バラに黄色系の色素が組み込まれました。やがてHT系に含められるようになりますが、元を辿ると黄色やオレンジ色品種系統の祖先になります。
フルーツ系の芳香がある
バラ園の風景: