ガジュマル 観葉植物-育てやすい緑のインテリア-イパネマおやじ
ガジュマル (Malayan Banyan)の葉は、肉厚で光沢があり濃い緑色で長さ5~6cmの卵形です。暑さには強いですが寒さに弱いので、このページでは、季節の温度環境により移動のできる鉢植え栽培の案内をしています。
暑さには強いですが、夏期の直射日光に当たったり、35℃以上になると生育不良になりやすいので注意しましょう。室内に置いている場合も、窓際などで夏の直射日光に当たると葉焼けを起こすので注意しましょう。レースのカーテン越しにするなど日光を和らげる工夫をしましょう。
寒さに弱いので5℃以上をキープ
- 分類:クワ科イチジク属 / 原産地:屋久島以南、東南アジア、台湾、ミクロネシア
- 学名:Ficus microcarpa
- 園芸分類:熱帯性常緑高木 / 耐寒性(やや弱い/5℃以上をキープ)、耐暑性(強い)
- 草丈・樹高:~20m
- 苗の植え付け・植え替え:5月~7月
- 挿し木:5月~7月
- 栽培方法:コンテナ(鉢植え、プランター)
- 特徴
- 東南アジアを中心とした広い地域に分布する熱帯性常緑高木です。日本でも、沖縄や小笠原、屋久島などで防風・防潮のために植えられたガジュマルの林を見ることができます。成株に育つと10mを超えることもあります。巨木になっても移植が可能なので、公園や建物の景観向上のために植えられています。枝葉が密に茂るので、見栄えもよく垣根の用途にも適しています。
根腐れに注意して水やりをする
- 用土
- コンテナの場合、市販の観葉植物用培用土または赤玉土(小粒)7:腐葉土3:の割合で混ぜ込んだ土を使います。(用土に市販の観葉植物用培用土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥の調整をします)
- 肥料
- コンテナの場合、植え付けの際の元肥は、基本的には不要ですが、大きく太った株に育てる場合は、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきましょう。(用土に、市販の観葉植物用培養土を使う場合、あらかじめ元肥が混ぜ込んである場合があるので、確認してから元肥の調整をしましょう)鉢底石を敷いて、苗を定植後の追肥は、春~秋の生育期間中は、1~2ケ月に1回、少量の緩効性化成肥料を置肥します。(根を傷めるので、冬の時期は施肥は不要です)
- 苗の植え付け・植え替え
- 適期は、5月~7月です。
- 園芸店などで売られている鉢植えは、運搬や移動などで体力が落ちています。鉢植えを購入してきたら2~3日の間、日当たりの良い場所に置き光合成をさせて元気を回復させましょう。
- コンテナの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために、1~2年に1回を目安に行いましょう。根鉢の根を傷めないように抜き取り、傷んだ根を切り取ってから古い土を軽く落としてから植え付けます。鉢底石を敷き、新しい用土と元肥を入れた1回り大きな鉢に植え替えます。
- 植え替え直後に十分に水を施します。2週間程風通しのよい日陰で管理します。
- 挿し木
- 適期は、5月~7月です。
- 新芽の先端を挿します。枝先から10~15cmの長さで切り取り、挿し穂にします。2~3枚の葉を残して、下葉は取り除きます。挿し床の用土は、清潔で栄養分の少ないものが適しています。市販の挿し木用土、または鹿沼土、パーライト、ピートモス、バーミキュライトなど保水性のよいものを使いましょう。挿し穂は、1時間ほど水に浸して水揚げしておきます。挿し床の用土は、事前に水をかけて湿らせておきます。(詳細な手順 コチラ)
寒さに弱いので5℃以上で管理する
- 水やり
- ガジュマルは、太い幹や根に水分を貯めているので乾燥には強い植物です。表土が乾いてスグに水を施すと、根腐れの原因となるので控えめに施しましょう。
- 土の表面が乾いて白っぽくなったら、手で土を触ってみてしっかり乾燥しているのを確認したら、春~秋(真夏を除く)の間は、2~3日待ってから鉢底から水が流れ出るくらいタップリと施します。冬期は、ある程度の乾燥に耐えるのでより控えめに施しましょう。
- 手入れ
- 切り戻し→適期は、5月~6月です。株姿を見ながら、切り戻しをすることで、枝数が増えて全体のバランスが整った株に仕立てることが出来ます。バランスをみながら、枝を1/2~1/3の長さで、大胆に切り戻しましょう。
- 剪定→適期は、4月~10月です。茂りすぎて混みあった枝葉は、風通しをよくするために剪定します。
- 置き場所→春から秋は屋外に置き、しっかり日に当てて育てましょう。東向き、または南向きの日当たりのよい場所で、エアコンの室外機の風が当たらない場所。(風に当たるとハダニが発生しやすい)
- 病気→炭疽病
- 害虫→アブラムシ、カイガラムシ、ハダニ
- 日当たり
- 日当たりのよい場所を好みます。
- 西日や真夏日の直射に当たるのを避け、明るい日陰に移動してやりましょう。