虹の玉 観葉植物-光沢のあるぷりっとした葉が可愛い-イパネマおやじ
虹の玉は、多肉植物の中では小型の種です。ぷっくりとした丸みのある葉を密に付けます。気温の変化によって紅葉していき、秋~冬には先端から徐々に紅色がかってきます。5月~6月になると、葉と葉の間から黄色い星形の小さな花を咲かせます。(夏期は緑葉ですが、乾燥気味に管理すると葉先が赤味を帯びる)
管理のしやすいコンテナ栽培がお奨め
- 分類:ベンケイソウ科マンネングサ属 / 原産地:メキシコ
- 別名:セダム・ルブロティンクツム
- 学名:Sedum rubrotinctum
- 園芸分類:多肉植物 / 多年草 / 耐寒性(やや強い / -2℃)、耐暑性(強い)
- 草丈・樹高:10~15cm
- 苗の植え付け:4月~6月、9月~10月
- 植え替え:4月~6月、9月~10月
- 葉挿し:4月~10月(梅雨の時期を除く)
- 挿し芽:4月~10月(梅雨の時期を除く)
- 開花期:5月~6月
- 栽培方法:地植え、コンテナ(鉢植え、プランター、ロックガーデン)
- 注:記載している各適期は温暖地(中間地)での目安です。タネまきや苗植えの適期を表示していますが、大まかな目安です。最近の気候変動により、地方別(関東地方、東北地方など)の適時期表示は難しくなっています。栽培地別の気候は、気象庁のページなどを参考にしてください。
- ※ 適期は発芽適温、生育適温などの数値を基準に判断してください。
- 特徴
- 虹の玉は、ベンケイソウ科マンネングサ(セダム)属の多肉植物・多年草です。原産地はメキシコとしていますが、野生種ではなく玉葉(Sedum, stahlii)と乙女心(S. pachyphyllum)との交雑種である可能性が高いとされています。多肉植物の中では耐寒性が高く、地植えの場合、霜に当たっても耐えられるが、根が凍すると枯れる原因となります。
日当たりと水はけがよく乾燥気味を好む
- いい苗の選び方
- 園芸店などで売られている鉢植えは、運搬や移動などで体力が落ちています。鉢植えを購入してきたら2~3日の間、日当たりの良い場所に置き光合成をさせて元気を回復させましょう。
- 用土
- コンテナの場合、市販のサボテン用培用土や多肉植物用培養土、または赤玉土(小粒)3:鹿沼土(小粒)3:ピートモス2:川砂2:の割合で混ぜ込んだ土を使います。
- 地植えの場合、水はけがよければ特に土を選びません。
- 肥料
- コンテナの場合、植え付けの際に用土の中に元肥として少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。苗を定植後の追肥は、必要ありません。あまり肥料を必要とする植物ではありません。
- 地植えの場合、植え付ける際に元肥として少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。定植後の追肥は、必要ありません。
- ただし、観察して明らかに株が弱っている場合は、即効性の液体肥料を施しましょう。
なるべく屋外に置いて育てるのがよい
- 植え付け
- 適期は、4月~6月、9月~10月です。
- コンテナの場合、「用土」と「肥料」の項目で準備した土に植え付けましょう。
- 地植えの場合、畝のように土を高く盛り上た、水はけのよい土壌を用意します。
- 植え替え
- 適期は、4月~6月、9月~10月です。
- コンテナの場合、根詰まりを防ぎ通気をよくするために、1~2年に1回を目安に行いましょう。
- 地植えの場合、基本は必要ありません。
- 挿し芽
- 適期は、4月~10月(梅雨の時期を除く)です。勢いのある茎の先端を、適当な長さで切り取り挿し穂にします。挿し床の用土は、サボテンや多肉植物の用土を使います。(サイト内挿し芽の詳細手順 コチラ)
- 挿し穂は、一般的には下の葉を取り除き水揚げしてから挿しますが、多肉植物はそのまま挿すと切り口から腐ってしまうので、風通しのよい日陰に2~3日間置いて,切り口を乾燥させましょう。切り口がよく乾いたら、茎を傷めないように挿しましょう。水やりの必要はありません。(挿し床の用土は、事前に湿らせる必要はありません)
- 葉挿し
- 適期は、4月~10月(梅雨の時期を除く)です。
- 株から葉を抜き取って挿します。指では摘まみにくいので、ピンセットで摘まんで葉を抜き取ります。
- 手順は、挿し芽と同じです。葉の切り口をよく乾かしてから、挿し床に挿しましょう。小さくて、用土の中に挿しにくい場合は、用土の上に置くだけでも発根します。同じく、水やりの必要はありません。
梅雨の時期は雨の当たらない場所へ移動
- 水やり
- コンテナの場合、春と秋は、土の表面が乾いて白っぽくなったら、株の根元の土に、鉢底から水が流れ出るくらいタップリと施します。夏は、日中の水やりは避けて、夕方以後に施します。冬は、気温が高くなる晴れた日が続くタイミングで、根が凍りそうな際には控えるなどの注意が必要です。
- 休眠期(夏・冬)は控えめに施しましょう。(表土が乾いてから2~3日待ってから)
- 地植えの場合、降雨のみで基本的には必要ありません。
- 手入れ
- 切り戻し→適期は、4月~10月(梅雨の時期を除く)です。株が大きくなりすぎたり、株姿が乱れた場合は適宜に切り戻しましょう。
- 置き場所→春と秋は屋外の日向に置きます。夏は屋外の明るい日陰に。冬は室内の窓際から離れた場所に置く。
- 病気・害虫→特になし
- 日当たり
- 日当たりと風通しのよい場所を好みます。
- 暑さには強いが、真夏の直射日光に長く当たると、葉焼けを起こすのでコンテナを移動してやりましょう。
- 地植えの場合、植えつける前に場所の環境をチェックして、それでも日当たりが厳しい場合は、寒冷紗などで直射日光を遮るようにします。
ガーデニングの風景: