バラの秋剪定 バラの園芸・作業-秋バラを咲かせるために-イパネマおやじ
秋バラの開花に備えるには、8月の中旬~下旬から9月10日頃迄に剪定しないと開花しません。基本的に秋も開花する四季咲き性のバラは、夏の時期に弱い剪定をします。(注:つるバラは剪定しません)
秋のバラ剪定は9月上旬までに!
- ハイブリッド・ティ、フロリバンダは、全国的に8月下旬から9月10日頃までに剪定を行います。四季咲きの半つる性、木立ち性のイングリッシュローズ、オールドローズ、ポリアンサローズなども同様に剪定を行い、秋の開花の準備をします。他にも、花の咲かない枝や弱った枝を切り戻して春の開花枝を少し切り詰める、弱めの剪定を行います。
- 一般にバラの枝を切り戻すと、50~55日で次の花が咲くのが開花のサイクルです。10月に綺麗なバラを咲かそうとすると、この時期の剪定が理想とされます。
剪定のポイントは、四季咲きの半つる性、木立ち性オールドローズ、イングリッシュローズは上部1/3で切り戻します。フロリバンダ、ポリアンサ、パティオローズも初夏に切り戻しますが、位置は一番上の5枚葉の位置で切ります。
9月前後のバラの手入れ
- 台風対策をする
- 夏の剪定後の新芽も、涼しくなると生気を取り戻して元気に生長を始める季節です。しかし、秋になるとバラの大敵である台風のシーズンになります。ポイントは、事前の備えと事後の処理が大切です。
- 8月~10月の、台風が発生しやすい期間は、鉢植えのバラは、一時的に風の当たらない室内や軒内に移動させ、周囲をヨシズや板などで囲いをしておきます。
- 移動できない場合は、1鉢ごとに支柱を立てて誘引し、柱などに固定するか鉢同士をまとめて紐で縛っておきましょう。
つるバラの夏の手入れはどうするのか?
- つるバラは、長く伸びた枝は支柱をして、つるを真っ直ぐ伸ばして、まとめて固定します。
- 地植えの、木立ち性のバラは支柱を立てて、折れないように接ぎ口付近をしっかりと固定しておきます。
- 台風のときは別にして、日頃から風に耐えられるように支柱を立てずに育て、水や肥料を施す量を管理して丈夫に育てておきましょう。
- 台風が、通過した後は株の周囲に散乱した葉などは病害虫の発生の原因となるので早急に片付けましょう。
- 芽が傷んだら、傷口から菌が侵入して病気になる可能性があるので、傷口の下部の5枚葉の上でカットします。そして、株全体に殺菌剤を散布しておきます。