都電荒川線に咲くバラ 散歩風景-線路沿いにバラが咲いている-イパネマおやじ
都電荒川線沿線のバラを、荒川区では、区の中央を東西に走る都電荒川線を「みどり軸」として位置づけて、バラによる緑化運動に取り組んでいます。
都電沿線の約4.8キロメートルの中で、植栽が可能な部分に約140種、1万3千株のバラが栽培されています。
ボランティア荒川バラの会によって維持されている
- 春と秋の開花シーズンには、電車の線路沿いに色とりどりのバラが咲き誇ります。
- バラ園のように1ヶ所にまとまって植えてある訳ではないので、日頃の手入れや管理が大変なことは容易に想像できますよね。
- 荒川バラの会は、三ノ輪停留場、荒川二丁目、荒川遊園地前停留場付近(駅とは呼びません。これも昭和初期のイメージなのですね)、荒川二丁目南公園の花壇を維持管理しているボランティアグループです。会員の熱心な活動に支えられて、毎年春と秋には美しいバラが咲き誇るのですね。
荒川区を中心に東西に走る都電荒川線
- 都内に唯一つ残る都電の荒川線は、荒川区民や多くの人に親しまれています。三ノ輪橋(荒川区)から早稲田(新宿区)の区間12.2キロメートルを走る都電荒川線は、荒川区を約4.8キロメートル・13駅を走っています。都内を東西に移動するのに便利な、地元の脚として親しまれています。
- 都電は、昭和40年代に入り、自動車や地下鉄網の発達により、利用客が減り都内を縦横に走っていた路線は次々と廃止されました。その多くあった路線の中で、荒川線は路線の大部分が車道とは別の、専用の軌道を走る区間が多く、さらに地元住民の存続を要望する熱心な声もあり、唯一遺されることになり今に至ります。
- 昭和19年には昭和初期の東京市電をイメージしたレトロ車両を導入し、三ノ輪橋停留場も同様に昭和初期のイメージでリニューアルされました。